今日の日経平均株価は? 9月21日

スケアクロウさん
スケアクロウさん
ポイント

 米国株式市場の大幅上昇を受けて、今日の日経平均株価の寄り付きも大幅高となりそうです。9,730円の近辺を想定しています。ザラバも堅調な推移を期待しています。ただし、中秋節の大型連休を控える上海市場が停滞する可能性があり、FOMCと8月の住宅着工統計を前に、米株先物が前日の大幅高の反動を見せることも考えられます。したがって、ザラバの上値は限定的と考えています。

米国マーケットの動向

 先週金曜日の終値付近で寄り付いたダウ平均株価は、堅調な上昇ペースを維持したまま推移して、145.77ドル、1.37%の大幅高で大引けとなりました。



 好調なマーケットを牽引した主役は必ずしも鮮明ではないのですが、予想を上回る好決算を発表した住宅建設会社レナーの株価が8.22%と急騰したことが、住宅関連株の堅調な動きを誘いました。



 また、マーケットのスタートと同時に、対ユーロでドル安が進んだことが資源・エネルギー株を押し上げました。ドル安→ドルで表示される国際商品価格の上昇→国際商品関連セクターの株価上昇という流れのようです。



 シェブロンが1.84%高と堅調な動きでした。



 午後に入ると、ドル安の動きは収まったのですが、今度はハイテク分野の基調が強まりました。SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が0.53%上昇したのですが、午後の上昇が目を引きます。



今日の日経平均株価は?

 好調な米国株式市場の上昇を反映して、CMEの日経先物価格(円ベース)が9,675円となっています。したがって、日経平均株価の寄り付きは9,700円を上回り、9,730円近辺になると想定しています。



 今日は2010年の基準地価が発表されます。これが多少影響するかもしれませんが、その他には重要な経済指標は予定されていません。決算はあさひ1社です。

 したがって、ザラバは基本的に小動きを想定しているのですが、昼近くには上海市場の動向が気になりそうです。22日からの中秋節の大型連休を前に、停滞気味な動きが懸念されます。

 午後になると、米株先物の影響がありそうです。FOMCや8月の住宅関連統計を前にどう動くか注目されますが、前日の大幅上昇の反動が見られる可能性もありますので、多少警戒しています。

 というわけで、ザラバは基本的に小動きと見ていますが、上値は重いと考えています。

 ドル円が円高方向に戻る動きになっているため、多少マーケットの圧迫要因になるかもしれませんので、注意しようと思っています。



「人気ブログランキング」に参加しています。記事がお役に立ちましたら、下のバナーをワン・クリックお願いいたします。大きな励みになります。

本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN MONEY、MSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、サーチナ、外為どっとコム
スケアクロウさんのブログ一覧