[FT]大手ヘッジファンド各社、円売り介入で打撃
http://www.nikkei.com/biz/world/article/g=96958A9C93819584E3E5E2E2E08DE3E5E2EBE0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;dg=1;q=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2;p=9694E3E7E2E0E0E2E3E2E6E1E0E2
この記事を読んでみても分かりやすいが、市場の大半は実需というよりもHFらによる虚構の思惑により左右されていると言ってもいい。
為替問題の構造を見てみると短期的には円高に振れやすく長期的に見れば円安だ。しかもその振れ幅はより長期的な円安の方が大きく現在の投機ポジションをHFが10年スパンで維持すればおそらくどのHFも10年持たないだろう。要するに彼らの短期的な思惑に楔を打ち政策転換によりこれは触らない方が得策と思わせるところまで持っていけばいいわけだ。
そういう部分で今回一番重要なのは介入そのものでなく非不胎化だと思う。介入は一時的なものでしかないが、重要なのは非不胎化のほうである。日銀の政策がインフレ容認に変わってきているとするのならばそれは大きな転換点になうる。まだ追加措置(さらなる金融緩和)が必要だが、欧米に対する政策的な不利はある程度解消された。今後は直接介入をちらつかせながら緩やかなインフレ政策を推進していけばいい。