15日は為替のサプライズがあり予想外の値動きとなりました。寄り付きは米国株安を受けて売り先行でスタートした東京市場日経平均でしたが、政府日銀の為替介入によってドル円が急進すると為替への安心感が広がり幅広い銘柄で買い注文が出されました。後場にかけてもぐんぐん伸ばして9516.56円217.25高で引け、大幅反発となりました。
米国市場は寄り付きでは経済指標の結果に対する嫌気などから売り先行でスタートするものの、来週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加金融緩和がでるのではとの見込みが広がり、10572.73ドル46.24高
為替の動きに注目が集まります。昨日東京市場で実施された政府日銀の円売り介入は欧米市場でも継続した模様でドル円は85.68円、ユーロ円は111.50円あたりまで急進しています。これを受けて今日の日経平均も買い先行でスタートしそうです。
ただし、この2兆円規模の円売り介入、効果の持続に関しては疑問視する声が多く、また国際世論も日本の単独介入に否定的であることから最後のサプライズカードにならないか心配です。今日も今後の金融政策についての方向性が見えれば買い持続となりますが、不透明なままだと利益確定から本日は売りに傾くかもしれません。
こういう日は用心しながらニュースを追いかけることにしましょう。