高麗版大般若経日本の重要文化財として安国寺の宝財殿に安置されていたもの。しかし、1994年なにものかが南京錠を破壊して押し入り盗んでいった。一応発見されたのだが、それは翌年の1995年、なんと! 韓国の国宝に指定されていた!なぜか韓国人の所有物となっていた。国家ぐるみの犯行と疑われている。1998年2月、日本の文化庁が外務省を通じて韓国に調査協力を求めたが、韓国政府は「個人所蔵により要請に応えることは難しい」と、調査拒否(事実上の略奪宣言)を行った。2001年、この事件は、そのまま時効となっている。盗まれた「高麗版大般若経」は現在、韓国博物館会会長であるユ・サンオク氏の私有財産となっているそうだ。ユ・サンオクは韓国高級化粧品会社「コリアナ化粧品」の会長でもあり、同社が経営する化粧品博物館「space*c」では、2005年7月まで「高麗版大般若経」をユ相玉の私有財産として堂々と展示していた。これって、ユ・サンオクが善意の第三者だとしたら、韓国のものになってしまうということ?叡福寺、隣松寺、鶴林寺2004年10月、ソウルで重文窃盗容疑で霊媒師の金、商人の黄が逮捕された。1998年の叡福寺、2001年の隣松寺、2002年の鶴林寺で発生した総計3億円を超える略奪が彼らの犯行。霊媒師を名乗る金が、「日本人から略奪するのは、我々の神からの指示である」と宣言すると、韓国の新聞や雑誌はこの事件を扱った記事で金を「愛国者」と表現したそうな。それを受けて、世論が「金に褒賞金を与えるべきだ」と一気に沸騰し、事実上韓国は官民揃って窃盗の正当化を公言するという異常な事態となった。なんという国でしょう。韓国政府は、韓国民法の「善意の取得」を適用すれば法律上の問題は無いとしているが、これは韓国の法律でOKなのか?実は、供述から1ヶ月後、金らによる強奪から6度の転売を経ていた「阿弥陀三尊像」は、慶尚北道の寺にあることがつきとめられていた。金容疑団は、寺から盗んだ宝のうち、叡福寺の仏画の掛け軸など値段の折り合いがつかなった品は、切り刻むなどして捨てていた。叡福寺の高麗仏画「楊柳観音像」も韓国国内にもちこまれた。韓国の高麗仏画研究の第一人者、鄭宇澤(チョンウテク)東国大学教授に「楊柳観音像」について問合わせがあったために、この件が発覚したらしい。要するに犯罪なのだが・・・韓国ではどうやって値段を決めているんだろう。掛け軸でもそこそこ値段がつきそうな気がするが。韓国では仏教徒とキリスト教徒が多いらしい。とはいえ、どちらも韓国人向けにアレンジされている。