斬！ザ・マーケット 2010/9/15 水曜日

[坂本 大介さん]

14日の国内市場はまちまちで、小幅な動きとなり４日ぶり反落となりました。民主党代表選は前場から菅氏優勢の見込みで為替は円買いの動きが強まりましたが、株式は様子見ムードが強く反応薄く9299.31円22.51安で引けています。

米国は、ユーロ圏ZEW景況感など欧州経済指標の一部の結果が予想を下回った事を嫌気して反落スタート、8月の米国小売売上高の結果は好感されたものの上値は抑えられて伸びず、10526.49ドル17.64安で引け。

為替の動きは、東京市場で代表選前に菅氏当選が優勢だったこと、その他外国経済指標の影響で、ドル円は序盤から年初来安値を更新、菅氏当選の結果を受けてさらに下げました。欧米市場ではドル売りが強く、ドル/円は82.93円をマーク。現在83.09円あたりです。

今日の注目は、続投が決まった菅首相の今後の政権運営に集まるでしょう。極めて困難な政権運営を余儀なくされそうですが、財政健全化、円高阻止の政策が効果的に打てるかどうか。本日は円高が強いことから売り先行でスタートとなり、その後は為替の動きに影響されそうです。