ポイント
今日は9,250円の近辺での寄り付きを想定していると早朝に申し上げました。ところが、実際のスタートはそれを70円あまり上回りました。実は、私が先物の限月が切り替ったことを失念していたことが理由の大部分です。ご迷惑をおかけしました。
米国の株高と円安で高く寄り付いた日経平均株価ですが、ザラバは狭い値幅の上下にとどまり、ほぼ寄り付きと変わらない水準での大引けでした。動こうにも動けないマーケットだったという印象です。
現在は、バーゼル銀行監督委員会が12日に発表した自己資本規制案「バーゼルⅢ」が一部で懸念されていたほど厳しいものではなく、対応が可能ということで、、欧州のマーケットが金融株を中心に好調に推移しています。米株先物も大きく上昇して推移しています。
そのため、民主党代表選で動きの取れない日経平均株価ですが、基調は強そうです。
今日のマーケットを振り返る
86円高で寄り付いた日経平均株価は、74円足らずの狭い値幅での動きにとどまり、82.65円、0.89%高と、寄り付きとほぼ変わらない水準で大引けとなりました。
先週金曜日に米国株式市場が上昇したことや、為替が円安気味であったことが高い寄り付きの背景でした。
ザラバでは、ユーロ円が円安水準を維持したまま推移したことがマーケットを下支えしたようです。
加えて、8月のCPIが予想内に収まったことで、上海市場が上昇したことも、後場のマーケットに寄与したと見られます。
一方で、ドル円が円高方向への振れを鮮明にしたことが、マーケットの重石となりました。
そして、何よりも、明日の民主党代表選を控え、動こうにも動けない状況がほぼ終日続いたようです。
海外マーケットの動向
アジア市場、欧州市場とも上げています。
「バーゼルⅢ」効果で、金融セクターの好調な動きが広範に見られます。
GLOBEXでは、ダウ(+74ドル)、ナスダック(+11.75ポイント)とも大きく上昇して推移しています。ただし、上げ幅には僅かに縮小の気配が見えます。
今日は8月の財政収支の他には重要な経済指標の発表予定はありません。
「人気ブログランキング」に参加しています。記事がお役に立ちましたら、下のバナーをワン・クリックお願いいたします。大きな励みになります。
本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN MONEY、MSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、サーチナ、外為どっとコム