図書館で中国に関する本を見つけたので読んでみました。以下適当なメモ。本は『わが祖国、中国の悲惨な真実』。・中国では毛沢東が英雄で、蒋介石が売国奴。しかしグローバルスタンダードでは、蒋介石が英雄。・1992年ごろの中国幹部の食事は、一食あたり1万元(当時の20万円)ほどで、そのときの中国人の平均年収は1000元前後。・横領や賄賂などの罰則規定は、政府や共産党指導部の都合で決められる。つまりそのときの気分で、どんなに罪が重くても軽い刑になることもあるし、どんなに罪が軽くても死刑になることがある。・2005年における横領、収賄、汚職の国家公務員容疑者数は4万人以上。・2006年にタイホされた中国海軍副司令官は、3人の愛人が告発の手紙を80通以上送り続けたために囚人となった。手紙を送り続けることは効果ありということです。・国外に逃亡した役人は4000人を超え、持ち出された資金は500億ドルを超える。・マスコミの報道は、報道前に中国政府の検閲を受ける。・党の指導部の一言で法律がすぐに変わる。・学校(公立含む)でのセーラー服、ジャージ、参考書、教科書、楽器などの金額のうち、数%が教授・先生の副収入。・世界の炭鉱事故死亡人数の80%は中国。中国政府は、汚水処理の設備がなければ工場での生産を禁じるという法令を出しているが、現実は・・・。『わが祖国、中国の悲惨な真実』・山東省のいくつかの村は、飲み水としていた川の汚染がひどく、死亡者数の6割はガンで死亡している。ハクサイからは標準の2倍以上の鉛が含まれている。ほうれん草には標準の9倍のカドミウム、12倍のクロムが含まれている。(≧ロ≦) カドミウムってたしかイタイイタイ病の・・・? それを日本に加工して輸出?・中国の病院はビジネス性を第一に考えているため、医療費は前払いとなっている。そのため、急患でもまともに治療してもらえない。患者を治療しない病院への告訴は、2005年だけで7000件以上あった。・中国の医療予算の80%は、共産党及び政府幹部の治療費に使われている。・中国には、各種の化学物質を混ぜて卵(食用)をつくるという発明がある。・ホテルやバー、クラブで売られている高級洋酒の半分以上がニセモノ。・中国の指導者たちは、専門の養殖場や農場を持っているため、マーケットには行かない。そんなわけで、食品に関する事件には無頓着である。・日本政府は中国に17回、公式謝罪している。(2005年時点)しかし、中国のマスコミは共産党のいいなりであるため、中国の国民にはそれが伝わらない。・毛沢東と共産党は中国統治のために、鎮圧、大躍進、文化大革命などの活動を中国全土で行い、少なくとも7000万人の中国人が命を落とした。しかし、こういった事実が中国の国民に知られることはない。・中国社会科学院の東北工程というプロジェクトでは、朝鮮、ベトナム、モンゴルなどが全て中国の領土であると主張しようとしている。・中国のある有名作家が、他人の出版した小説を盗作し、別の書名で出版したことがあった。裁判になったが、盗作作家のファン多数が、盗作の何が悪いのか!と猛講義した。中国の実態を書いた本。チン・ケイウンという中国人が書いた本。悪いところが多い・・・というのはわかるが、そこでどうするべきなのか、という記述に欠けている。ショックが大きくてそこまで書けなかったのか。『わが祖国、中国の悲惨な真実』