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スケアクロウさん
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 明日(13日)午前7時に、FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に、私の投稿記事「株価と為替」が掲載されます。お時間があれば、是非ご参照願えればと存じます。

 実は、その中で、円高のメドとして国際通貨研究所の作成しているドル円の購買力平価を用いて、72.16円あたりまでの円高を見ておく必要があると指摘しました。輸出価格で測った購買力平価です。国際的に高い競争力を持つ製品が中心となるためにこのような数字になるわけです。



 ところが、同研究所は、その後さらにアップデートしていました。7月時点のデータで算出した輸出価格ベースの購買力平価は、72.16円ではなく、70.40円となっています。もう一段円高のレベルを見ておく必要があるということです。



 政府・日銀がこれまでのような円高放置政策を続けていれば、このあたりまでの円高を覚悟しなければなりません。

 そこで問題は、為替と株価がきれいに連動していること。つまり、円高が進めば、ほぼ同じペースで株安が進むということです。

 1ドル79円台をつけた1995年のころの、為替と株価の動きをみると、現在と同じような動きをしています。



 この図を見ていると、現在政府や日銀が「断固とした」口先介入をするたびに、妙な期待感を持つことなく、さらなる円高を想定した内需ディフェンシブ銘柄中心のポートフォリオでマーケットの下落に対応するか、あるいは売りで臨むのが適切であるように思われます。

 そして、円高がメドとする水準に到達すると、今度は政府や日銀の対応とは何の関連もなく円安方向に振れる可能性が大きいと考えられます。その場合は、これまでのマーケットの低迷分が一転して上昇ポテンシャルとなります。

 先日は、在庫循環モメンタムという景気指標をもとに、2011年は良い年になりそうだと申し上げました。その動きに円安への振れが重なると、単に「良い年」ではなく「非常に良い年」になるかもしれません。

追伸:今日は一日外出しており、何のご報告も出来ませんでした。申し訳ありません。

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本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN MONEY、MSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、サーチナ、外為どっとコム 
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