最近の粉飾という本を読みました。
この本には、粉飾決算をした上場企業と、その
方法をいくつかのパターンに分けて紹介していました。
勉強になる部分がありましたので、今回はその要約を
解説いたします。
まず、粉飾の手口についてですが、主に3つに
分けられます。手段は昔から変わらないとのこと。
1 資産水増し
比較的分かりやすい売上水増しや売上債権の水増し
損失計上が必要なのに健全資産のままにしておくなど
2 循環取引
関係会社などによる売上、利益の水増し
3 利益先食い
売上を先に計上してしまう
と3つに大別できるそうです。
見分け方は財務比率や数値における異常から始まり、
異常の原因がイレギュラーでたまたまなのか、粉飾に
伴うものなのかを見分けるそうです。
本書には見分け方の解説がされていましたが、正直
ここまで本格的に調べる人はいないと思いました。
専門的すぎて、個人投資家がそこまで徹底する必要は
ないと感じもしました。
なので、今回のまとめとして、個人投資家が粉飾決算を
している銘柄を掴まないためのポイントをまとめて
おきます。
自分が読んだ中では5つのポイントがあります。
・個人投資家はあやしい銘柄に近づかないこと
・利益の源泉がわかりにくい銘柄は避ける
・自己資本比率が低い株は買わない(1桁台は非常に危険)
・借入金が年々増えている会社(儲かっていない)
・利益率が非常に低いにも関わらず赤字にならない企業
以上5つのポイントを挙げましたが、5つ目のサインは濃厚です。
噂話や根拠のない可能性を信じて買うのは絶対にやめましょう。
http://saig.livedoor.biz/archives/1889103.html
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