名越祭り 伊和志津神社 大祓詞(おおはらえのことば)

LONERさん
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伊和志津神社は宝塚市にある神社。スサノオノミコトを祭っているらしい。スサノオノミコトがニセモノだとかなんとかいう話があるが、それはおいといて・・・昨年の6月だったか、伊和志津神社で名越祭りというのがあった。夏越と書く場合もあるのか。茅の輪くぐりといって、茅でつくった大きな輪をくぐると災難にあわない。そこでその輪をくぐってお幸せにという祭りである。その祭りでは、始まる前に大祓詞というのを読み上げる。高天原(たかまのはら)に神留(かむづ)まり坐(ま)す 皇吾親(すめらがむつ)神漏岐(かむろぎ) 神漏美(かむろみ)の命(みこと)以(もち)て 八百萬(やほよろづの)神(かみ)等(たち)を神集(かむつど)へに集(つど)へ賜(たま)ひ 神議(かむはか)りに議(はか)り賜(たま)ひて 我が皇御孫命(あがすめみまのみこと)は 豊葦原瑞穂國(とよあしはらのみずほのくに)を安國(やすくに )と平(たひら)けく知食(しろしめ)せと 事依(ことよ)さし奉(まつ)りき 此(か)く依(よ)さし奉(まつ)りし國内(くぬち)に 荒振神等(あらぶるかみたち)をば 神問(かむと)はしに問(と)はし賜(たま)ひ 神掃(かむはら)へに掃(はら)へ賜(たま)ひて 語問(ことと)ひし磐(いは)根(ね) 樹根立(きねたち) 草(くさ)の片葉(かきは)をも語止(ことや)めて 天(あめ)の磐(いは)座(くら)放(はな)ち 天(あめ)の八重雲(やへぐも)を伊頭(いつ)の千別(ちわき)に千別(ちわき)て 天降(あまくだ)し依(よ)さし奉(まつ)りき 此(か)く依(よ)さし奉(まつ)りし四方(よも)の國中(くになか)と 大倭日高見(おほやまとひだかみ)の國(くに)を安國(やすくに)と定(さだ)め奉(まつ)りて 下(した)つ磐(いは)根(ね)に宮(みや)柱(ばしら)太(ふと)敷(し)き立(た)て 高天原(たかまのはら)に千木高知(ちぎたかし)りて 皇御孫命(すめみまのみこと)の瑞(みづ)の御殿仕(みあらかつか)へ奉(まつ)りて 天(あめ)の御蔭 日の御蔭(みかげ)と隠(かく)り坐(ま)して 安國(やすくに)と平(たひら)けく知ろし食(め)さむ國中(くぬち)に成(な)り出(い)でむ天(あめ)の益人等(ますひとら)が 過(あやま)ち犯(おか)しけむ種種(くさぐさ)の罪事(つみごと)は 天(あま)つ罪 國(くに)つ罪(つみ)許(こ)許(こ)太(だ)久(く)の罪出でむ 此く出でば 天(あま)つ宮(みや)事(ごと)以(もち)ちて 天津(あまつ)金木(かなぎ)を本打(もとう)ち切(き)り 末打(すえう)ち断(た)ちて 千座(ちくら)の置座(おきくら)に置き足(た)らはして天つ菅麻(あまつすがそ)を本刈(もとか)り断(た)ち 末刈(すえか)り切りて 八針(やはり)に取裂(とりさ)きて 天津(あまつ)祝詞(のりと)の太(ふと)祝詞事(のりとごと)を宣(の)れ此(か)く宣(の)らば 天つ神(あまつかみ)は天(あめ)の磐戸(いわと)を押し披(おしひら)きて 天(あめ)の八重雲(やへぐも)を伊頭(いつ)の千別(ちわ)きに千別(ちわ)きて 聞こし食(きこしめ)さむ 國つ神(くにつかみ)は高山(たかやま)の末 低山(ひきやま)の末(すえ)に登(のぼ)り坐(まし)て 高山(たかやま)の伊褒理 低山(ひきやま)の伊褒理(いぼり)を掻(か)き別(わ)けて聞こし食(きこしめ)さむ 此(か)く聞こし食(きこしめ)してば罪(つみ)と云ふ罪(つみ)は在らじと 科戸(しなど)の風(かぜ)の天(あめ)の八重雲(やへぐも)を吹(ふ)き放(はな)つ事(こと)の如(ごと)く 朝(あした)の御霧 夕(ゆうべ)の御霧(みぎり)を 朝風 夕風(ゆうかぜ)の吹(ふ)き掃(はら)ふ事(こと)の如(ごと)く 大津辺(おほつべ)に居(お)る大船(おほふね)を 舳解(へと)き放(はな)ち 艪解(ともと)き放(はな)ちて 大海原(おほうなばら)に押(お)し放(はな)つ事(こと)の如(ごと)く 彼方(をちかた)の繁木(しげき)が本(もと)を 焼鎌(やきがま)の利鎌(とがま)以(もち)て 打ち掃(はら)ふ事(こと)の如く 遺(のこ)る罪(つみ)は在らじと 祓へ給ひ清(きよ)め給(たま)ふ事(こと)を 高山(たかやま)の末 低山(ひきやま)の末(すえ)より 佐久那太理(さくなだり)に落(お)ち多岐(たぎ)つ 早川(はやかわ)の瀬(せ)に坐(ま)す瀬織津比賣(せおりつひめ)と云ふ神 大海原(かみおほうなばら)に持ち出でなむ 此く持ち出で往(い)なば 荒潮(あらしほ)の潮(しほ)の八百道(やほぢ)の八潮道(やしほぢ)の潮(しほ)の八百曾(やほあひ)に坐(ま)す速開都比賣(はやあきつひめ)と云ふ神 持ち加加呑(かかの)みてむ 此く加加呑みてば 息吹戸(いぶきど)に坐(ま)す息吹戸主(いぶきどぬし)と云ふ神 根(ねの)國(くに) 底(そこの)國(くに)に息吹(いぶき)放(はな)ちてむ 此く息吹放ちてば 根國 底國に坐(ま)す速佐須良比賣(はやさすらひめ)と云ふ神(かみ) 持ち佐須良ひ失(さすらひうしな)ひてむ 此(か)く佐須良ひ失(さすらひうしな)ひてば 罪(つみ)と云ふ罪(つみ)は在(あ)らじと 祓(はら)へ給(たま)ひ清(きよ)め給(たま)ふ事を 天つ神 國つ神 八百萬の神等共(かみたちとも)に 聞こし食(きこしめ)せと白(まを)す
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