景気とは、マネーの回転速度のことであります。
遮るものがまったくないまま、全てのマネーが使用元まで戻るスピードが早いのが一番なのであります。
図にするとこうなります。
図1
A → B → C → A
100円 →100円 → 100円 →100円 この間1ヶ月
しかしこれが不景気になりますと、回転速度が落ちて
図2
A → B → C → A
100円 →100円 → 100円 →100円 この間3ヶ月
となったり、マネーが滞留が増えてきて
図3
A → B → C → A
100円 →60円 → 50円 →40円
となってしまうのであります。
この基本を理解していなければ、政策の良し悪しを判断することは出来ないのであります。
例えば景気対策の出し惜しみがなぜ悪いのか?
これは回転速度が、スタートする時期が遅くなるのですから、図2のようにそれだけ回転速度が遅くなる、という意味で悪いのであります。
ではインフレが起きている時はなぜ景気良いのか?
これはマネーの価値が低下しいくので、マネーで資産を保有する意味が低くなり、マネーの滞留が少なくなるからであります。
これがデフレですと、マネーで保有したほうが有利になり、図3のようにマネーの流動量が減ってしまうのであります。
日本政府よ。
1万円札を刷りまくって、早く国民にばら撒いてくださいな!