【スターバックス コーヒー ジャパン】 一連の好材料に株価…

[TIW藤根 靖晃さん]

一連の好材料に株価が反応しない

＜中長期の成長性が問われている＞
11/3期業績予想の上方修正、ならびに5カ月連続で前年実績を上回った8月の既存店売上データの開示にも関わらず、特段の株価上昇は見られなかった。 11/3期業績予想は再度上方修正される確度が高いものの、一連の好材料に株価が反応しなかったことを考慮すれば、この先も上値は重いと言わざるを得ない。同社は国内100％のドメスティック企業。このため、中長期で成長を持続できるか否かが問われている可能性がある。
＜11/3期は修正計画をさらに上回る公算＞
11/3期1Q（4-6月）は、売上高251億円(前年同期比5％増)、営業利益20億円(同2％増)となった。売上・利益ともに計画を上回った。1Q既存店は、4月に発売したホームユースのスティックコーヒー「ヴィア」の寄与もあり、前年比102.7％と上期計画（99％）を上回った。同社は1Q決算を受け、通期業績予想を上方修正（営業利益で62億円→67.5億円）を行なった。TIWでは、7〜8月の既存店が猛暑効果もあり、計画を上回ったことから、修正後の計画は依然として保守的と考える。（西村　尚純）


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