斬！ザ・マーケット 2010/9/6 月曜日

[坂本 大介さん]

金曜日のおさらい：
日経平均は9114.13円51.29高で引け。
その前日の米国市況がよかったのと、4-6月期の法人企業統計で設備投資が好調だったこともあって寄り付きから買い先行でスタートし、前日終値より少し上で推移。夜の米国7月雇用統計を前に様子見ムードでした。

21:30に発表された雇用統計は内容が好感されました。
非農業部門雇用者数の減少は予想されていたよりも少なく、民間部門雇用者は増加。過度の悲観論が後退して株式が買われました。
ただし、ISM非製造業景況指数が予想を下回ったことが不安材料になって上げ幅は控えめに。
オバマ大統領が今週中に追加金融対策を発表するという確報も期待されて買い要因。
ダウ平均は大きく続伸して、10447.93ドル127.83高。
NASDAQも伸ばしています。

雇用統計発表後のリスク回避後退によって通貨は売られましたが、
ISM非製造業景況指数が出るとドル売り円買いに反転し、85円台まで上昇したドル円は84円台半ばまで振り戻しました。
今日6日は米国外為市場が休場のため、動きは乏しくなりそうです。



週明けの今日は前週の米国の伸びを反映して寄り付きから買いが先行して続伸が予想されます。
25日MAを奪還すると安心感が広がりそうです。
本日から明日にかけて日銀政策会合があり、今週は米大統領の発表も予定されていることから、日米の金融刺激策の動向が気になる一週間です。