先ほど、景気サイクル分析の基礎(1)への回答を投稿しましたが、一部不十分であったようです。
ご質問の2.の中で、来年以降の動向について触れていませんでした。
来年は、今年とは対照的にかなり良い年になると見ています。鉱工業の出荷在庫バランスが、昨年から今年にかけて大きく振れました。今年の終わりにかけて、ゼロに近づき、来年はかなり早い時期に底を打つと考えています。
長期のトレンドを見ると、-10%から-20%あたりが底のケースが多く、おそらくその近辺で反転しそうです。リーマン・ショックで引き起こされた大きな振れがようやく通常のレベルにおさまると考えます。
昨年は、この指標の上昇から、春先以降のマーケットの上昇を期待しました。
今年は、この指標の反落を懸念して、後半の失速を警戒していました。
そして、来年は、この指標の反転から、再び株式市場の上昇も期待できると見ています。もし、円高がおさまれば、上昇はかなり大きなものになることもありうると思っています。
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