呑気呆亭さんのブログ
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某ファンド 投資セミナー 拾遺
呑気呆亭さん
更新:2010/9/7 20:32投稿:2010/9/5 13:45
まず議論を明確にするために言葉の区別をしておきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%95%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%81%BF%E6%8A%95%E4%BF%A1
◎さわかみ投信：さわかみファンドの運用会社です。
◎さわかみファンド：さわかみ投信（株）の運用している投資信託です。
疑問その１：さわかみファンドは利益をあげているのか？
A：Yes&No
さわかみファンドは、設定来一度も分配金を支払っていないので、「基準価額」が参考になります。 2010年8月31日の報告書によれば 基準価額は 10,963 円です。
11年前のファンド設定時に投信を購入した場合は基準価額が 10,000 円でしたから、9.63% の増加です。
しかし、このファンドはオープンファンドですから、現在まで新規購入が続いています。2007年には基準価額が約20,000 円でしたので、この時期にファンドを購入された方は、40% 以上の損失を出していることになります。
今までさわかみファンドを購入された方全体の成績を予想してみます。 少し微妙なグラフ上での評価を使うと、投資された総額は、現在の総資産額より多いことがわかります。 つまり、ファンドの運用で 平均として損失を出しているということです。
他方、さわかみ投信は、2,000 億円以上の運用資産に対して、1.05% の信託報酬が入ります。 つまり、毎年20億円以上の収入があるのです。 なかなか美味しい事業です。 (^^♪
澤上氏の人物像は？
セミナーでの澤上さんは、好々爺といった印象でした。
しかし、社員のコメントによれば、社内における彼は、結構怖い面もあるようです。 特に、お客さまに対する対応とか、運用方針に関しては厳しい面があるそうです。（これは、セミナーで社員が公言していました。） 社員は、ワンマン社長の動きによっては、いつ解雇されるかもしれないと感じているようです。 ^_^;
この辺りは、上に引用したように、さわかみファンド創設時の後継者であった岡大（おか ひろし）を追放し、投資経験が少なくフリーターだった息子の澤上龍に運用を任せたなどのエピソードと一致するように思われる。 上記引用に見られる、「澤上篤人の経歴にも不明瞭な点が指摘されている。」という部分は、投資の世界では陽の当たらない時代も有ったことを物語っているように思われた。
註：私は、さわかみファンドを利用していますが、それ以外の利害関係はありません。 このファンドをお薦めするものでもありません。 但し、buy&hold 的な長期投資を目指す人には参考になる点が沢山あると思います。
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要するに、国債にしといたほうがまし。
というのが結論のようです。
事業としても、怨まれて迷惑でしょうね。
ＮＫが２００００円になれば皆ハッピーになるでしょう。
コメントありがとうございます。 (^^♪
> 要するに、国債にしといたほうがまし。
> というのが結論のようです。
はい、現時点での評価は仰るとおりです。
> 事業としても、怨まれて迷惑でしょうね。
ところが、やはり宗教的な側面と言いますか、セミナーに参加された方々は 皆さんハッピーなんです。 不思議なものです。
麻原 彰晃の信者達だって同様だったのかな なんて思います・・・
（麻原 彰晃と比べるのはいささか不謹慎です。 ごめんなさい ）
Ａ様と同じとは大笑いしました。
カリスマ性あり、皆引きこまれてしまうようです。
これだけ下がっても、１万円あるあたりはすごいということでしょう。
ルーミスなども５０００円前後のことを考えればすごいです。
> Ａ様と同じとは大笑いしました。
お忘れ下さい。 (^_-)-☆
10年規模の永い目で見ればこの先何が起こるか判ったものではありません。
ハイパーインフレ 戦争 etc etc
こんな状態になったとき、自分の資産がどうなるか 正しく予想できる人はいないでしょう。
一番大事なのは「やる気」だと思うんですが、これも年齢には敵いませんから・・・
一年に一本か二本コマーシャルに出るだけで一年間ご飯が食べられるって。
でもね～、コマーシャルに出るためにはドラマに出てお仕事して売れてなくちゃいけないのよね、とも。
さわかみさんも水鳥の足のごとく、私らの知らない所でご苦労を重ねてるのかも。（笑）人気商売はつらい。投信も芸能人もね～。
日経平均に勝てないファンドが多い中で、ファンドとしては善戦していると評価もできます。
しかし、沢上氏が言っていることからするともっと成績を上げてもいいのではないでしょうか。成績が上がらなければ、ファンドとしての価値はありませんから。
コメントありがとうございます。
> さわかみさんも水鳥の足のごとく、私らの知らない所でご苦労を重ねてるのかも。（笑）
> 人気商売はつらい。投信も芸能人もね～。
これは、常に真実だと思います。
人気にあぐらをかいていると、一瞬で転げ落ちる場合があるんです。
コメントありがとうございます。
> 分配金がないことを考えると「日経平均とほとんど変わらない」が私の評価です。
> 日経平均に勝てないファンドが多い中で、ファンドとしては善戦していると評価もできます。
そうですね、日経平均というよりは、TOPIXに近いんじゃないのかなと感じています。
運用資金の増大に伴い保有銘柄数が多くなると、運用者が意図しなくても、統計的にはインデックスと似た結果に近付くのだと思います。
> しかし、沢上氏が言っていることからするともっと成績を上げてもいいのではないでしょうか。
> 成績が上がらなければ、ファンドとしての価値はありませんから。
公言していることと、実際の投資行動の間にはズレがあるというのが小生の認識です。澤上氏本人も、「ごめんなさい売り」をしていると言ってました。 株価が安くなったからと言っても、既にめいっぱい購入しているので、自由になる購入資金などそれほど無いのです。
コメントありがとうございます。
> さわかみの運用は、いつも一手早いですね。
> 株式市場が落ち始めると出動して、そこからさらに下がり、結局含み損。
> このパターンが今年は多いようです。
ご指摘の通りだと思います。
2006年当初や、2007年には、かなりの割合の現金資金を持っていたんですが、我慢できなくて高めの株を買ってしまったようです。
同じ傾向は、最近も見られます。 充分に下がりきらない状態での出動が目立ちます。
もっとも、こんな議論は結果論でしかないのですが、澤上氏の息子の関与が指摘されています。（http://ameblo.jp/adventure123/entry-10308011828.html）