<積極的な評価には至らない>
指標面で見ると低PERであり、11/3期業績は計画を上回る可能性がある。しかし、現時点では収益基盤に課題も多く、積極的な評価には至らない。本格上昇には復配見通しなどの好材料も必要だろう。
<11/3期業績は計画を上回る可能性がある>
11/3期1Q(4-6月)は増収増益だった。全体として取引高増加や市況改善などが寄与した。通期計画を据え置いたが、1Qの進捗率は経常利益と純利益が高水準である。営業損益は改善傾向を強めており、低調だった工作機械や産業機械の需要も回復傾向を強めるだろう。特別損益次第で純利益が変動するため TIW予想も据え置くが、会社計画に対して上振れの可能性も考えられる。今後は、事業ポートフォリオの最適化、成長分野でのバリューチェーン構築などで、着実に収益基盤を強化し、早期に復配を実現することが課題だろう。(水田 雅展)
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