斬！ザ・マーケット 2010/9/2 木曜日

[坂本 大介さん]

日米ともに反発しました。


9月1日の国内市場は、日経平均、TOPIXともに反発。
前場は買い先行で始まるも上値が重い展開でしたが、為替の円高進行が一服すると上げ幅を伸ばして8927.02円102.96高で引けました。
後場では民主党の小沢氏が代表選出馬にあたり、政見として円売り介入について言及したため、為替は円安に振れて株価が上がりました。
ただし、9,000円ラインは奪還できず。


米国市場も円売り、ドル売り、株式買いが優勢で大幅高でスタートしました。
8月のISM製造業景況指数が予想よりも上回ったこと、さらに前月よりも数値が改善していることが好感されました。
先行きの不安が後退してリスク選考が強まり株式が買われ、10269.47ドル254.75高で引け。かなり大幅な反発です。


通貨は、ドル円が84.44-46、ユーロ円が108.15-18と、若干円高に一服感あり。


前日は下げ過ぎた分を買い戻す動きもあり、反発しましたが、やはり為替の動きが気になります。
9,000円の上値は重いですが、米中の好況が後押しして9,000円台に乗るかもしれません。
ただし、明日の雇用統計を前に様子見の取引になることも考えられます。
買い先行で始まって、小幅続伸を予想しておきます。