斬！ザ・マーケット 2010/8/31 火曜日

[坂本 大介さん]

日銀への期待感から日経平均は大幅反発、米国は冴えず反落。
今日の日経平均は下方向への再調整か？


30日の日経平均は9:00から開催された日銀臨時決定会合を受けて期待感から大幅反発でスタートし、9,000円台を奪還。

一時9280.70円まで上げ幅を広げたましたが、日銀の発表した緩和政策が想定内だったことを受けて上げ幅を戻して9149.26円158.20高で引けました。

大幅な反発となりましたが、反発の割に出来高は少なくフィスコは「日経平均は大幅上昇となったが、あくまでも調整トレンド内でのテクニカルリバウンドである。」とコメントしています。
(http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20100830-00539001-fisf-market)　
ショートの買い戻しが反発の大きな要因となったようです。



30日の米国市場ダウ平均は、寄り付き前に発表された7月個人所得の結果が冴えず景気の先行き不安が強い状況の中反落して、10009.73ドル140.92安で引けています。
円買いドル売りが活発で、再び円高方向に振れています。

通貨は米ドル円が84.59-61、ユーロ円が107.13-16か。。

昨日の日経平均の伸びは調整とみた方がよく、世界的な景気悪化からダウントレンドはまだ当面続くものと思われます。
日銀の緩和政策も好感はされたものの単独介入の効果は限定的と見られ、米国市場の落ち込み、円高への振り戻しを受けて今日は反落でしょうか。

9,000円台キープの-140を予想しておきます。