新規事業に対する中期成長期待は変わらず
<株価は軟調に推移している>
株価は年初来安値圏である。しかし12/3期のTIW予想PERは11倍台に低下しており、見直し余地があると考える。営業損益が改善基調にあることに加え、LED照明用光学モジュールや有機EL照明など新規事業に対する中期的な成長期待にも変更はない。
<11/3期会社計画据え置きだが、強含みの可能性も>
11/3期1Q(4-6月)は大幅営業増益だった。為替変動や価格下落が減益要因だが、数量増加やコスト低減が寄与した。11/3期2Q累計(4-9月)および通期の会社計画を据え置いたが、公表数字は保守的としている。2Q累計計画に対する1Q実績の進捗率は、MFPで発生した機会損失や費用を考慮すれば高水準だろう。期後半には製品構成改善やコスト低減効果の本格寄与が期待される。当面の懸念材料も多いためTIW予想も会社計画に合わせて据え置くが、足元では生産調整の動きは出ていない模様であり、強含みの可能性も考えられる。中期的には新規事業の本格展開に期待する。(水田 雅展)
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