今日の日経平均株価は? 8月27日

スケアクロウさん
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ポイント

 米国株式市場が下落で終わったことから、今日の日経平均株価は低めの寄り付きとなりそうです。ザラバでは、経済指標が多いことから予断は許しませんが、今のところ(午前7時現在)為替が大きく円高に振れているわけでははないので、軟調気味ながら、下値は限定的と見ています。午後になると、速報値からの下方修正が懸念される4-6月GDP改定値と、バーナンキFRB議長の講演を控える米株先物の動きに注意する必要がありそうです。

米国マーケットの動向

 週間ベースの新規失業保険申請件数が事前予想を上回って減少したことが好感されて、堅調なスタートを切ったダウ平均株価ですが、10時半頃から一転して調整色が強まり、74.25ドル、0.74%安で終了しました。



 調整の直接的な要因ははっきりしなかったのですが、速報値からの下方修正が予想される4-6月GDP改定値の発表を金曜日に控えることが大きく影響したものと見られます。

 ユーロに対してドル高に振れたことも加わって、テクノロジー・セクターの軟調さが目立ちました。1.95%低下したSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)の日中の動きをみると、10時半過ぎから午後3時頃まで急速に下げています。



 VIX指数を見ても、10時半から3時頃までの上昇が鮮明で、投資家のセンチメントが悪化して、リスク許容度が低下した様子がうかがえます。



今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)8,835円を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。



 新規失業保険申請件数の発表時に大きく円安に振れた為替ですが、現在は発表時点以前の水準まで円高に戻しています。現時点では、一段の円高に進むことは想定していません。しかし、多少の円高への振れの可能性はありますので、その場合には寄り付きを引き下げる要因となります。



 今日は、消費者物価指数、失業率、有効求人倍率、家計調査報告など7月の重要統計が目白押しです。そのため目を離せない状況なのですが、やはり為替の影響がそれ以上に重要なのではと考えています。

 午後になると、4-6月のGDP改定値の発表を控える米株先物の動向に注意する必要がありそうです。

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