今日のマーケットを振り返る 8月25日

スケアクロウさん
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ポイント

 厳しいスタートの後、一段安は回避されると見ていたのですが、首相・財務相・官房長官の三者が顔を揃えた会談で何の政策も打ち出されない失望感が大きく、午後になって下げ幅が拡大してしまいました。欧州市場、米株先物が軟調ですから、明日の寄り付きも要注意のようです。対ユーロで円高が進んでいることが気になります。、

今日のマーケット動向

 90円安で寄り付いた日経平均株価は、前場は小動きに推移しました。後場に入ると、下げ幅を45円まで縮めたのですが、すぐに反落に転じ、結局149.75円、1.66%安で大引けとなりました。寄り付きから59円下げての大引けです。



 首相・財務相・官房長官の3者会談に対する期待感が後場寄りのマーケットを一時的に押し上げましたが、何の政策も打ち出せない失望感からすぐに下落に転じました。ただ、期待感が大きかったというわけではないようで、下げ幅も限定的であったように見えます。ドル円15分足で見ると、円高への振れが限定的で、かつ短期的であったように見えます。



 明日から白川日銀総裁が海外出張ということですから、これで今週中に意味のある政策の発動は期待できなくなったようです。

 そうなると気になるのがユーロの弱さ。S&P社によるアイルランドの格下げの影響もあってか、欧州の財政不安に再び目が向きそうな気配です。ユーロがドルや円に対して急速に弱くなっているいます。この状況がさらに深刻になるかどうかは不明です。多少心配なのは、仮に状況が悪くなったとしても、日本は何の対策も講じることができないかもしれません。





 今日のGLOBEXでは、ダウ(-50ドル)、ナスダック(-12.75ポイント)ともに軟調な推移です。



 今日は6月のFHFAによる住宅価格指数、7月の新築住宅販売件数、そして7月の耐久財受注と気になる指標の発表が続きます。特に住宅関連の指標から目を離せないようです。

(お詫び) 今日は、他の用事のため、簡単な印象記のような文章になってしまいました。申し訳ありません。明朝きちんとしたご報告をしたいと思います。よろしくお願いいたします。

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