日米ともに安値を更新、下値割れを見せています。
24日の日経平均は寄り付きから売りが集まり、一時8,983.52円まで値が下がり年初来安値を更新しました。
終値ベースでも9,000円割れの8995.14円121.55安で引け、9,000円の抵抗線を取り戻すことができていません。
野田財務相会見では市場介入に踏み込んだ発言はなかったため、円買いが一段と加速。ドル/円は一時84.15まで大幅に下落しました。
強い円高傾向の影響で、株価も連れ安となって後場から値崩れしていきました。
24日米国市場もまた、大幅続落でスタート、7月の中古住宅販売件数が、予想値を大きく下回って嫌気されました。
6月の537万件から大幅に下げるとの見込みで465万件の予想でしたが、383万件とさらに予想を割り込んでいます。
寄り付き後、ダウ平均は、一時10,000ドル割れの9991.18ドルまで下落する場面がありました。
10040.45ドル133.96安で引けています。
ドル円は、東京市場で85.19から84.45まで下落、欧米市場では、84.62から83.58まで続落、83.90で引けています。
このように強い円高の影響で、国内銘柄はさらに売り込まれるでしょう。
9,000円の心理的境目を奪還できなければ、さらに下値を探る展開となります。
今日も続落の展開となる見込みが濃色です。円高に対して政府日銀が介入措置をとるのか、発言が注目されます。