ポイント
早朝に想定した動きに近い厳しい展開でした。現在、欧州市場や米株先物が低迷しており、しかも円高が一段と進んでいますので、このままでは明日の日経平均株価はさらに厳しさが増しそうな様子です。しかし、非常に個人的な見方ですが、「政策リスク」による突然の反騰に注意すべき時期に入ってきたような気がしています。
今日のマーケット動向
92円安で寄り付いた日経平均株価は、後場寄り直後に47円まで下げ幅を縮めましたが、すぐに停滞局面に逆戻りして、121.55円、1.33%安で大引けとなりました。
円高がマーケットの重圧になりました。
後場に一時反発の動きを見せたのは、ドル円がわずかに円安方向に振れたことと、上海市場が堅調な動きをしたことが影響したようです。
アジア市場は軟調でした。上海とマレーシアを除いて下落しています。ただし、1%を越えて下げたのは香港だけ。全体的に小動きです。
それに対して欧州市場は下げています。スイスを除き軒並み1%以上の下落です。特別な要因があったというより、世界経済の減速懸念といった一般的な要因によりものと見られます。
その欧州の動きを受けて、GLOBEXではダウ(-110ドル)、ナスダック(-22.50ポイント)とも大幅安で推移しています。下げ幅は拡大しています。
今日は7月の中古住宅販売件数、8月のリッチモンド連銀製造業指数の発表が予定されています。
先ほど発表されたバーンズ・アンド・ノーブルの決算では四半期損失が1株当り1.02ドル。コンセンサスは0.80ドルの損失でした。既に身売りすることを決めているとは言え、書籍販売の事業は厳しいようです。
(追伸)
既に米国マーケットが開いています。GLOBEXの動きを受けた展開のようです。ダウは105.88ドル安、ナスダックは29.12ポイント安での推移です。
バーンズ・アンド・ノーブルは3.53%の大幅安となっています。
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