2007年の日経平均は一時1万8000円台まで達して
いましたが、その後サブプライムローンとともに
日経平均は1万2000円台まで下がりました。
だいたい年に1回や2回は下げトレンドが続く
時期というのはあります。
しかし一気に6000円も株価が下がることは
めったに起こりません。
誰もがここから回復してくるだろうと思っていた
矢先、今度はリーマンブラザーズが倒産し、
リーマンショックが起こります。
そこからさらに暴落し、2008年10月27日の日経平均は
なんと7162円まで下がってしまったのです。
日本の株価が2年弱の間で60%も下落してしまうことは
前代未聞ですが、実は統計学の世界ではめったに
起こらないことは何故か連続して起こる傾向にある
という言葉があります。
これをポワソン分布と専門用語で呼びます。
例えば飛行機事故はめったに起こりませんが、一度起これば
頻発する傾向にありますし、日本ならば地震が場所を変えて
頻発しやすいのです。
ですから、投資でも悪い時期が続いても落ち込む必要は
ありませんし、まして「自分は向いていないんだ、才能が
ないんだ」と考えて投資を辞めてしまう必要は全くありません。
びっくりするくらい悪いことが続いても、どんな銘柄を
買っても、値下がりする時期が続いても、ポワソン分布なんだな、
と軽い気持ちで割り切ってしまうことが肝心です。
その日その日で答えを求めずに、人生を80年と長いスパンで
考えていけば、今年はたまたま悪かっただけだと思えるものです。
限られたスパンで結果を出そうとしないことも重要です。
ちなみにポワソン分布は悪いことばかりに当てはまる
法則ではありません。
良いことがビックリするくらい続くこともポワソン分布ですから、
チャンスを待ちましょう。
http://saig.livedoor.biz/archives/1860495.html