今日のマーケットを振り返る 8月18日

スケアクロウさん
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ポイント

 米国株式市場の上昇を受けて、高めの寄り付きと堅調なザラバ展開を想定していたのですが、多少弱めの展開でした。寄り付きから21円ほど下げての大引けです。現在は、欧州市場が軟調気味で。米株先物も小動きですから、為替動向にもよりますが、明日の日経平均株価は横ばいか、僅かに下げてのスタートになると見ています。

今日のマーケット動向

 99円高で始まった日経平均株価は。9時半頃から急速に上げ幅を縮め、10時過ぎには8円安をつけました。しかし、後場に入って1時過ぎになると一転して戻り基調となり、2時過ぎには118円高となりました。その後多少調整したものの、78.86円、0.86%高で終了しました。



 後場に上昇したため、堅調なザラバであったような印象ですが、前場の下げの反動と見る必要がありそうです。寄り付き価格を下回っての大引けでした。

 前場の下げの背景は円高でした。ドル円15分足で見ると、10時半頃まで急速に円高に振れています。



 後場に入ってマーケットが戻り基調に転じた背景も、為替であったようです。円高が止まり、円安方向に振れています。

 2.35%上昇したホンダの株価を見ると、後場に入って一段と堅調さを増しており。為替の影響の大きさを示唆しています。



 また、経営統合に伴う「負ののれん」が利益を押し上げるJXホールディングスが3.98%と急騰していますが、後場の上昇が目を引きます。



 加えて、米国エマソン。エレクトリックのモーター事業部門の買収を決めた日本電産がマーケットに好感されて3.36%上昇しています。



 このように、個別銘柄には活躍するものが目につきましたが、マーケット全体としては、強いという印象はありませんでした。

 アジア市場は、上海、香港、台湾を除いて上昇しています。ただし、米国株式市場が大きく上昇した割には、アジア各国の上げ幅は小幅です。

 欧州市場は軟調です。全般に下落してのスタートでした。しかし、スイスとスウェーデンがプラスに転じ、他のマーケットも下げ幅を徐々に縮小しています。

 GLOBEXでは、ダウ(+15ドル)、ナスダック(±0ポイント)ともに小動きです。ただ、マイナスから着実に改善してきており、この動きが欧州市場にも影響しているのかも知れません。



 今日は、重要な経済指標の発表はありませんが、ターゲット、リミテッド、アプライド・マテリアルズなどの決算に注目が集まっているようです。

      

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