新興国ファンドに関する悩み

坂本彰さん
坂本彰さん
>以前購入した発展途上国市場をターゲットにした
>投資信託ですが、円の高騰で、評価額では下がって
>いく一方で、このまま様子をみるべきか悩んでいます。


という質問を読者様からいただきました。

私なりの回答をお書きいたしますので、同じく
新興国ファンドで悩まれている方は参考にしてください。


メールいただきましてありがとうございます。
発行者の坂本と申します。

新興国のファンドですが、私も過去にインド株
ロシア株を各10万ずつ購入した経験があります。

リーマンショック前に購入し、その時は日経平均が
12000円くらいだったと思います。


その後日経平均は8000円くらいまで下がりましたが
インド株ファンドの資産額は半分程度の5万、
ロシア株に至っては6分の1以下の15000円に
なってしまいました。


これは一生かかっても元本まで回復することすら
無理だと思って解約しましたが、自分にとっては
いい経験となりました。

学んだことは大きく2つあります。


一つは、新興国は需給バランスが非常に大きく
左右すること。

宣伝では成長力を謳っていますが、現実は
早い者勝ちの椅子取りゲームと感じました。


もう一つは少額投資で損失が小さく済んだことです。

100万円ずつ投資していたら、永遠に
悔やみ続けるところでした。


以上は私の体験談ですが、何か参考になる部分がありましたら
嬉しい限りです。

最終的な投資判断は自己責任となりますが、
今後とも有益な情報を配信できるように努力
していきますのでよろしくお願いいたします。


            坂本 彰


以上の内容を読者様の返信としてお送りいたしました。


返信した文中にも書きました通り、新興国は成長を謳った
内容が強調されており、実際に動きも大きいです。

しかし保有してみると、成長と株価の上昇は必ずしも
同じではなく、上がる時はゆっくり、下がる時は急激に
落ちていく印象があります。


ファンドの基準価格を見ている限りでは、そんな印象は
受けませんが実際に保有すると、相当な高リスク商品と
いうのが私の印象でした。

経済成長を見越しての先行投資では決してなく、
需給関係で価格が際限なく動いていくのが現実でした。


もし、読者様の中で新興国ファンドに興味を持たれている
方がいましたら、保有者のブログを調べてみてください。

評価額の増減などが載っていたりするブログもありますし
勉強になる部分があるはずです。

http://saig.livedoor.biz/archives/1858584.html
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