日本電工が堅調・新素材事業の収益拡大報道も株価支援材料

[agawaさん]

日本電工（５５６３）が堅調。日本経済新聞で、１０年１２月期の新素材事業の部門営業利益が、前期比７倍の１５億円程度に増えそうだと報じられ、株価支援材料となった。報道によると、電気自動車などに使うリチウムイオン電池の材料が好調で、主力の合金鉄事業に次ぐ収益源に育ってきたという。

同社は５日引け後に、第２四半期の決算を発表すると同時に、通期の業績予想を修正し、６荷に人気化した。１０年１２月通期の連結営業利益は８７億円予想（前回予想５９億円、前期７．７５億円）。連結純利益は５３億円予想（前回予想３３億円、前期１．７１億円）。下期（7－１２月期）は、合金鉄の販売が堅調を維持すると見込まれること、マンガン鉱石価格の上昇をコスト削減努力で極力吸収していくこと、新素材事業、化学品事業など合金鉄以外の事業分野においても引き続き好調な販売が見込まれることから、上方修正となった。期末配当（＝年間配当）は８円とする。前回予想は３円、前期は３円だった。

日本電工の株価は１３時４４分現在５８３円（△２１円）。