李明博(イ・ミョンバク)大統領は8日、48歳の金台鎬(キム・テホ)前慶尚南道
知事を鄭雲燦(チョン・ウンチャン)国務総理の後任に内定した。国会承認を経れ
ば、彼はおよそ40年ぶりに誕生する40代の総理となる。
世代交代効果を狙った破格な人事で、李大統領執権後半期に、“若い”国政運
営を予告するものと観測される。
40代総理は1971年、当時45歳の金鍾泌(キム・ジョンピル)総理に続き、39年ぶ
り、歴代5番目に若い。
慶尚南道居昌出身の金内定者は、居昌農林高、ソウル大農学部を卒業し、1992
年、李康斗(イ・カンド)民自党議員補佐官として政界に入門した後、慶尚南道議
員、居昌郡長を経て、2004年、最年少の42歳で慶南道知事に当選、再選した。
洪相杓(ホン・サンピョ9大統領府広報首席はブリーフィングで、「若くて躍動
的な総理が内閣に参加することによって、活気に満ちて創意的、未来指向的な国
政運営をしていくのに大きく寄与するという判断が今回の人選で最も大きく作用
した」とし、「青年世代と疎通して交感を交わすのにも、中枢的な役割をすると
期待される」と明らかにした。
金台鎬総理カードには特に「次期大統領候補育てること」の意図も込められた
と受けとられており、朴槿恵(パク・クネ)前ハンナラ党代表が独走する与党大統
領選挙競争構図に変化がもたらされるのかが注目される。