TIW藤根 靖晃さんのブログ

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【テルモ】TIW業績予想を見直すが、良好なファンダメンタル…

TIW業績予想を見直すが、良好なファンダメンタルズに対する見方は不変

<1Q業績にサプライズはない>
11/3期1Q(4-6月)は売上812億円(前年同期比5%増)、営業利益159億円(同3%減)。利益率低下は薬価/公定価改定や為替影響等によるもので想定内の為サプライズはない。海外は現地通貨で20%増収と良好なファンダメンタルズは継続。会社側は為替前提、通期業績見通しを据置いたが、TIW では為替前提を見直し(1$90円→87円、1ユーロ120円→113円)、今回TIW予想を修正した。現在の株価は、来期TIW予想PERが18倍台の水準。割安感は見られないものの、今後も海外を中心に高付加価値製品が収益拡大を支え、業界平均以上の利益成長が可能との見方は不変で、中期的な株価上昇が期待できると引続き考えている。
<海外は現地通貨での高い伸びが継続>
1Qの国内売上は1%弱減少したが、薬価/公定価改定や前年にあった体温計特需の剥落によるもので、実際国内のホスピタル、心臓・血管領域は微増収の他、輸血関連も2割近い伸びを見せた。慢性期分野に人員を投入し成果を上げており、成熟した国内市場でも成長機会を機敏に捉える動きとして評価できよう。海外は欧州、米州、アジア他の全地域で2割前後(現地通貨)の高い伸びを記録。主力で高採算のカテーテルが特に新興国で大きく成長し、今後の収益拡大を支えるとの中期シナリオに何ら変化はない。
リスク要因は医療費抑制の強化、国内医療機器の公定価格の変更、外資を含めた競争激化(価格低下圧力)、品質問題、その他には為替など。(服部 隆生)
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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