斬！ザ・マーケット 2010/8/5 木曜日

[坂本 大介さん]

前日日経平均は寄り付きから売り先行で始まり反落、後場に入っても下げ幅はとどまらず9489.34円204.67安の大幅反落となりました。9,500円を割って25日移動平均で踏みとどまっています。TOPIXも-13.25下げ。米国先行きの不安からドルが売られて円が高止まっていること、決算ネタが尽きつつあることで株安傾向。それを受けてマネーの債券市場流入が加速し、10年物国債利回りは1%を割っています。今後も債券買い傾向は強そうです。

前日米国市場は反発して寄り付き10680.43ドル44.05高、ここ２ヶ月の高値を更新しています。7月のADP雇用統計とISM非製造業景況指数（前月比でも増加）の結果が予想を上回ったことで景気後退懸念が和らぎました。ADPが大幅増ということで金曜日の雇用統計発表への期待も高まりそうですね。

ドルが買われ、円高が若干緩和、86円台半ばで推移しています。

今日は前日の下げ幅が大きかったので、寄り戻す形で買いが先行するものの、決算材料減少で、経済指標と為替の動きを様子見の薄商いとなりそうです。小幅反発で+50と予想します。9,500円は奪還するでしょうが上値は重く9,600円台には乗せづらいかも