圧倒的に下げてきてますね。最初はうんざりしていたのですが、わたしは基本的に逆張りスタンスなので、いいかげん積極的に買い始めてます。どこもようやく反発か横ばい推移になってしまいました。
建築基準法の改悪問題っていうのは、本当はサブプライムなんかより国内景気に悪影響を与えかねない問題なのですが、意外と世間的には注目されずにここまできてしまいました。相場的にはもろ喰らってますが、、、世間が本当に理解するのは問題が回復局面に入ってからでしょう。
逆をいうと、今は、官民ともに対策に熱をいれてますし、来年度以降に問題が吸収すれば急激に戻す可能性が高いです。そして、今回の問題の特徴は建築確認の「訂正」ができないこと。これは、ある程度頭のいい人間にとっては関係ない問題だということです。建築計画の段階で、最後まで精度よい十分な段取りと設計が作れる会社にとってはダメージは少なく、「臨機応変=いきあたりばったり」でやってきた会社にとってはひどいダメージとなる。一方、建築確認自体が「遅れること」のほうはもう問題を吸収してしまっているはずです。体力のある会社にとってたかだか数ヶ月遅れることは実はあまりダメージになりません。建築確認がとれるまで、その間土地が眠らせてしまうような会社は、遅れるということを理解したうえで計画が立てられるのに段取りができない会社ということで、やはりいきあたりばったりな会社と言えるでしょう。
私は、「賢い人間のいる設計+建築関連」と、「誰でも設計できる設計キット」みたいなのを作ってる会社が狙い目だと理解しています。ようは、資産があってテクニックじゃなくてテクノロジーを売っている会社が当面有理になるというわけです。(職人がだめっていってるわけじゃないですよ、当面は職人が淘汰されて、経験よりアタマのあるひとが生き残るという悪い状況を生むということです)
おそらく前者は、業界の人にはわかるでしょうし、後者は少し調べればわかりますね。