8月相場展望

8月前半は、企業決算がまだ続く。そして、1週目、大きく動くと予想される雇用統計。
8月は、薄商いがもっとひどくなるのではないかと思う。簡単な仕掛けで上下に動いてしまうだろう。
日本では8月からFXのレバレッジ規制がある。今まで大きなレバレッジをかけていた投資家の資金が市場から失われることになる。ある程度の流動性は低下するだろう。

ドル円のチャートも一度下割れし、4時間足ではダイバージェンスを見せようとしているが、他のクロス円を見るとまだ下げ始めたばかり。
ドル円の下げが他のクロス円の下げを急加速させるのはいうまでもない。
これ以上、ドル円が下がるようだと、超悲観相場もありえそう。1Q決算でほとんどの企業が想定為替レートをドル円85円、ユーロ円110円。
今週雇用統計が悪い内容であれば、2009/11/27の85円割れの水準を1度試すことがありえる。しかし、まだ2度目なので、84.80までで反発する可能性は高いと思う。
重要なのは3回目がどこであるか、もしくは2番底で反発していくかの見極め。

ユロドル、ポンドルが、下りチャートを見せ始めたら、世界の株価もかなり危険なシグナルだと思う。今現在は日足ベースでも順調に上り調子。
が、今週下げ始めてしまうと今月は下げ相場になるのではないか。

日経は日足でみれば、初押しととれるが、25日線を下回ってしまうと年金買いライン9200の下値試し3回目ということになり9000割れを試す展開へ移行する。
こうなってくると9月のSQ付近まで下値攻めでくる可能性があるので買いは注意したい。
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