斬！ザ・マーケット 2010/7/29 木曜日

[坂本 大介さん]

前日の日経平均は大幅反転し+256.42の9,753.27で引けました。
円安傾向と最近の売り偏重への反発もあり寄り付きから+117.62で買い先行。
輸出銘柄を中心とした買いが優勢で、優良銘柄の決算発表への好感ももたれ後場に入っても買いが持続しました。

米国市場はここ最近の続伸から転じて減速、耐久財受注が予想を下回ったことが嫌気され寄り付きから売り先行。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)のネガティブな報道を受けて、ダウ平均は-39.81の10497.88と5日ぶりの反落、NASDAQ,S&Pも小幅続落となっています。

為替はリスク回避傾向から円買い、ドル買いに傾斜しており、ドル円は上値が重い状態、88円で頭打ちして下落87.46-48と円安傾向にかげりが見えます。

本日の国内市場は、円高への逆戻りや米国経済の失速を懸念してリスク回避的な動きになることが予想されます。
寄り付きでは売り先行すると思われますが、企業決算が好感されていること、この傾向の一過性が共感されれば買いに転じます。
様子見の商いになりますが+50と予想しておきます。

今日の朝のニュースで
新入社員　強まる内向き志向　「海外で働きたくない」５割
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/100729/ecc1007290502003-n1.htm
というのを見つけました。海外に行ける機会があるのに勿体ないなぁと思ったりもしますが、それだけ日本の居心地がいいということかもしれません。