ひとりごと日記です。
○経済アンケートの結果を重視する。
よく経済誌などが、うれしがって経済アンケートをとる。
専門家の年始の株価予想なども毎年よくはずしてくれます。
経営者は、立場もあるので仕方ないかもしれません。
経済アンケートの結果は、よくはずれる。
あたることのほうが珍しい。
競馬の予想と似ている。
予想している人の、はずれた後のごまかしが上手…
昔の日記に書きましたが、2007年の日経平均の年末の株価の
専門家予想は、22,000円~23,000円くらいが多かった。
専門家の中には、40,000円と言っている専門家もいた。
しかし、終わってみれば、10,000円くらい違った結果になった。
1,000円や2,000円くらいはずすのであれば「誤差」の範囲です。
10,000円もはずしたら、専門家でもなんでもありません。
まだ、気がついていない人は、早く気がつきましょう。
今でも、テレビの経済番組にも10,000円はずした人が
立派な話をされている。
ほかに人財がいないのか?
間違えるは、間違える理由があります。
一言で書けば、勉強不足です。
筋金入りの時代遅れの専門家が間違った情報を氾濫させている。
本当に実力がある専門家は、ほとんどテレビには出演していない。
たまに間違って出演することがあっても、
ニュースキャスターがよくしゃべるので、
横から邪魔をされて
ほとんど、しゃべらしてくれません。
少し昔の話ですが、せっかくトヨタ自動車の社長が出演されているのに、
ニュースキャスターのおかげで、ほとんど話が聞けなかった。
時代遅れの「話術」が優れているだけのキャスターの話より
トヨタの社長の話がもっと聞きたいのです。
さて、
よく経済アンケートがとられることがある。
投資で損するためには、ぜひ参考にされるとよいでしょう。
アンケートなど、いい加減なものです。
一つだけ、例をあげます。
主婦にどのようなところに住みたいですか~
といったアンケート調査があった。
そのとき多くの主婦は、
>緑が多くて、自然が一杯あって、空気が綺麗なところ
との回答が多かった。
しかし、現実、主人が空気の綺麗なところに転勤したら、
ほとんど単身赴任になる。
(・・?
東京都港区などに転勤になると
奥様は、
「一緒に住みましょう~」(^^♪
となるケースが多い。
東京都港区は、自然が一杯あるのだろうか?
アンケート調査など、あいまいなものを信用して投資すると
たぶん損することができるでしょう。
○日本しか見ていない。世界のニュースにうといこと。
日本の常識は、世界の非常識であることが多い。
世界の投資家が、知っているようなことを、ほとんどの日本人は知らない。
そして、損するためには、新聞の3面記事に強くなることでしょう。
良い悪いかの議論は別として、
日本の株式市場、債券市場、不動産市場など
ほとんど外国人に制覇されている。
日本の証券会社は、数学の頭脳を持たないので、
先物市場は、外国人の勝手気ままになっている。
しっぽが体を振っているイメージ。
その日本株式市場を制覇している外国人が見ているのは、世界です。
外国資本の優秀なディーラーたちは、
朝早くから、たくさんの世界のニュースを鋭い目で見ている。
外国人が見ている世界のニュースにうといと、
日本株式市場にもうとくなれるでしょう。
日本のアナリストも日本しか見ていない人がいる。
時代錯誤です。
日本の優良企業も世界を見ている。
日本を見ているのは、日本での販売会社です。
間違いないようにしたい。
投資で損するための必要な条件は、
「グローバルセンス」を持たないことです。
○投資信託をプロが運用していると錯覚する
本などに、書いてある。
多くの投資信託は、プロが運用するより
サル運用する方が、運用成績がよい。
ほとんどの投資信託は、サラリーマンが運用しているので、
相場を追っかけることになる。
さらに、やっぱりサラリーマンなので、横にいる人が気になる。
結局、横並び運用になる。
赤信号、みんなで渡ればこわくない。
世の中、立ち回りが上手で出世している人も多い。
まず、サブプライム危機が表面化する前には、
ほとんどの投資信託が、組み入れ上位銘柄に銀行株が並んでいた。
証券会社の人は、投資信託は、ますます売れるから、
その意味でも銀行株は、まだまだ買い!!
と言っていた。
その話を信じた、ご年配の投資家は、
今、銀行株を大切に塩漬けしている。
任天堂も人気があった。
任天堂株の下落前、
わたしは、フィデリティの人に、話をした。
>下がるに決まっている任天堂の株をどうして持っているのですか?
と聞いた。
そしたら、ニコニコしてこう言った。
>うちは、真っ先に逃げました~(^_^;)
フィデリティさんは、逃げるのが得意らしい。
そのうち
「横並び」と名の付く投資信託が販売されるかもしれない。
その方が、わかりやすい。
投資信託をプロが運用していると信じている人は、
投資の現場も知らない人が多い。
その自称プロを見たことない人も多い。
わたしが、証券会社マンに聞くと
投資で損している人は、
「人まかせにしている人。」
投資信託を運用している人を
知らない人にまかせると、たぶん損できるでしょう。
投資信託で運用するときには、
本当に自分が信用できる人に運用を託したいものです。
そのためには、投資家自身も勉強する必要があるでしょう。
楽して、儲かる簡単な方法は、ない。
世の中、そんなに甘くない。
まじめな長期投資家は、あたりまえのことを理解している。
おしまいです。