フォーナインさんのブログ

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ストレステスト...資本不足は7行でたった3900億円ですか

小さな額ではないものの、欧州全土の銀行を資産査定してこの程度で収まるとは素人の感想としては驚きです。何せ、欧州全土ですからね。

金融のプロではないので見方が間違っているかもしれませんが、先日、みずほFGが増資で得た資金が手取りで約7500億円です。それと比較すると”え?それだけで良いの!”という感じがしてしまいます。

みずほFGの得た資金は連結子会社へ全額出資することになっていますが、みずほ銀行、みずほコーポレート銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほインベスターズ証券へ均等にということは考えられないので、殆どが銀行業の資本増強に充てられると想像します。アジアの小さな大国一国の一金融グループに流し込まれる金額の半分強で欧州全土の銀行の資本不足が賄えるというんですから、驚かずにはいられません。

ただ、欧州銀の3900億円は競争力強化のための資金までは含めていないであろうということと、みずほFGは1年前にも増資で5200億円以上の資金を手にしているということまで考慮すると、比較すること自体、ナンセンスなのかなという気もしてきますけど。

みずほFGはカネゴンか!と怒るべきなのか、それともストレステストは甘ぁ~い!と疑うべきなのか???

ストレステストの基準を厳しくすれば不足額の上積みが必要になるのは当然の話ですが、まぁ、欧州経済の急激な落ち込みが懸念されない限り、ストレステストで連想されていた不安は市場の材料としての価値は”一旦”なくなるということで良いのかな?悪い方へ悪い方へと考え出したらキリがないっしょ(笑)

かといって、売り方もこのまま黙っちゃいないと思いますので、重箱の隅をつついてストレステストの不安材料としての価値の復活に精を出してくると思いますが、欧州経済の下降を示す指標が出てこないと思惑通りにいかないでしょうね。逆に、下降を示す指標が出るとまた蒸し返してくるんでしょうね、ヤダヤダ(笑)
4件のコメントがあります
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    はるかみどりさん
    2010/7/29 23:45
    フォーナインさんこんばんは。
    注目だったストレステストの結果は、やっぱりたった7行だけ?3900億だけ?って感じで、甘々だなあって感じですね。でもその後ユーロドルが堅調な動きを続けて、気づいたら1.31越え!2009/11/25の1.5144と6/7の1.1875の38.2%戻しを達成!個人的にはセリングクライマックスはこれからと思ってるので売ってます。4/12高値1.3691、6/7安値1.1875が38日、7/29はそこから38日なので、
    日柄的に本日が高値示現日!?
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    フォーナインさん
    2010/7/30 02:31
    はるかみどりさん
    こんばんは。

    いっそのこと1兆円を少し超えるあたりで出していただいて、あと腐れなく材料としては葬り去って欲しかったですね。仮に2兆円と聞いても日本人は驚かなかったと思いますが、そう考えるのは大規模増資に慣れっこになっていて耐性ができ過ぎでしょうか(笑)

    取り敢えずは、内容はともあれ見えなかったものを”見える化”して、落ち着きを取り戻すというのが目的だったと見て良いのかな?

    FXをやっていないので為替の動きに関しては不勉強ですが、株が上がり易いように為替を動かしているようにも見えるのですが、どうなんでしょう?
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    はるかみどりさん
    2010/7/30 23:56
    フォーナインさんこんばんは。

    この1週間の動きを見ると確かにEUの金融不安は薄らいだ感じです。
    今度の材料はアメリカの景気回復懸念に移ったみたいで、為替はユーロ安からドル安に移ってます。ドルが安くなると各国の金融機関の資金調達が楽になるので好感される場合が多いです(世界の基軸通貨はドルですからね)。
    日本だけが例外で、ドル安円高で輸出企業が苦しくなりますね。
    世界的に見れば、株価が上昇しやすいような方向に為替は動いてますので、秋ぐらいまでには2番底なんて言葉が出なくなるといいですね。
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    フォーナインさん
    2010/8/4 00:16
    はるかみどりさん
    こんばんは。

    3年前のドル円は120円くらいでしたが、輸出関連企業の収益が3年前の水準まで回復してきているとのレポートをどこかの証券会社のHPで見ました。

    それを考えると日本企業は凄く努力していますよね。それに引き換え、米企業は努力が足りないです。為替の追い風に恵まれている訳ですから、日本企業並みに努力していれば劇的な収益の回復があって然り。

    しかし、株式市場では米株よりもかなりパフォーマンスが落ちるという悲しい現実...原油先物や銅先物の水準を考えるとNKは10200円くらいの水準まで戻していないと計算合わないよなぁなんて思います。

    さて、600円のギャップはどこから生まれているのか?

    多分、政治でしょうね。欧米人から見て民主党のやっていることはサッパリ理解できないでしょう。日本人でも理解できる人は多くないようですし。もし自分が日本に住んでいなかったら日本株をポートフォリオから外している可能性は高いです。
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