明日の午前7時に、FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」への私の投稿記事「ストレステスト歓迎の反動に要注意! : かかし」が掲載される予定です。お時間が許せば、目を通していただけるとありがたいと存じます。
ストレステストに関しては、昨日このブログで「ストレステストに対するマーケットの反応に要警戒!」としてご報告した内容に沿ったものとなっています。
今日の日経新聞にも、審査の甘さに対してとてもきちんと包括的にまとめた記事が出ています。
このストレステストに関する話題の他に、本格化する決算に対して、多少心配な点をブログの中で指摘しています。個人的には、とても気になることであるため、前もって簡単にご報告しておこうと思います。
以下は野村ブログへの投稿記事を要約したものです。
米国の決算と株価の動きを見ると、たとえ利益が事前予想を上回っていても、売上高が期待に届かなければ、株価が大きく下げる傾向が見えます。
おそらく、これから本格化する日本でも同じような動きが出る可能性が高いと考えます。
では、なぜ米国でそこまで売上の動きに神経質なのか? 景気減速懸念が背景にあると見ています。
それでは、米国商務省のデータを用いて、全製造業の出荷金額、つまり売上の動向を見てみようと思います。5月までは実績、6月以降は予想です。
この図が示すように、売上の減速感は今後一段と鮮明になると見られます。これが弱い売上に対する、マーケットの厳しい反応の背景なのだと思います。
ならば日本は? 米国と同様な状況です。経済産業省と日銀のデータから、鉱工業全体の出荷金額(売上)の実績と予想を見ると、次のようになっています。
ということは、日本でも売上の弱さには厳しいマーケットの反応が待っているのではと多少警戒しています。
以上が、明日の野村ブログへの投稿記事の要約の一部です。
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本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN MONEY、MSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、サーチナ、外為どっとコム