足が長いマッチさんのブログ

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喉元に匕首

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日米両政府は、在日米軍の日本側負担の見直しについて協議をスタート。年内が交渉期限となって来年度予算に反映されるけど、日本側が削減を求めてるのに対して、アメリカ側は増額を求めてるらしい。日本政府は普天間移設で弱腰を晒してるし、アメリカ政府はグアム移転費の予算を大幅に削られてるし。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010072200695

 イラク、アフガンでの戦費膨張も、アメリカ側の台所事情。算盤だけの話じゃなくて、日本の用心棒として当然の対価という感情論も。交渉が決裂して、日本から米軍基地を全面撤退するとなれば、日本国民は不安に襲われるけど、本当に困るのはアメリカの世界戦略。植民地日本を手放さず、費用負担を最小に抑えたい。

 岡田外務大臣が決断を下すなら、これからの民主党政権での外交の正念場。国内では事業仕分けと判定され、国民の大多数も納得してない負担。沖縄県では経済の足を引っ張ると反対してるけど、削減できた額から沖縄の事業振興に回せば、長期的にはるかに大きなプラス。基地に頼って生きたいとは思ってない。

 自民党の金丸防衛庁長官が始めた悪しき慣習だけど、公式文書に表れてない裏がありそうな気もする。占領軍の費用を負担するなど、植民地の立場からは盗人に追銭。自民党も民主党も、現状維持を正しい選択としてるけど、本当にそうか。世界で唯一の被爆国が、傘の下で守られてるなんて、後世には笑い話かも。

 日本が在日米軍の費用を負担するのが、当たり前と思われないのが最初。地位協定で犯罪を見逃され、ゴルフやバーなど施設も整って、アメリカ軍にすれば日本は天国。お金の問題だけじゃなく、沖縄県を筆頭に、精神的に苦しんでる国民も多いのに、政府関係者は近視眼的になり、アメリカの要求を受け入れるのか。
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