ポイント
米国株式市場の急上昇を背景に、今日の日経平均株価の寄り付きは高く、為替が円安に振れていることから、ザラバも堅調な展開を期待しています。寄り付きは9,350円の近辺を想定しています。
米国マーケットの動向
ダウ平均株価はスタート直後がら上げ幅を拡大して、11時前には242円高をつけました。その後も堅調に推移して、3時過ぎに多少の手仕舞いの動きがあったのですが、201.77ドル、1.99%高で終了しました。
欧州市場が好調であったことや、対ユーロでドル安が進んだことに加えて、好決算が続いたことが、寄り付き直後からの上昇を牽引しました。(「米国株式市場が急上昇」)
好決算に加えて、見通しを上方修正したUPSが5.23%と急騰したのが目を引きました。
さらに、6月の中古住宅販売が、前月比では減少しているものの、年率換算で537万戸と、コンセンサスであった509万戸を大幅に上回ったことが、マーケットを一段と引き上げました。
トール・ブラザースが3.82%と上げていますが、10時から11時までの急上昇が印象的です。住宅の動向に対するマーケットの安堵感が読み取れます。
決算では、他にもスリーエム、キャタピラー、AT&T、など事前予想を上回るものが相つぎました。
ただし、多少気になるのは、マーケットの伸びが11時以降は見られなかったこと。そして、3.94%下落したVIX指数も、11時以降は上昇基調になっていることです。
VIXの動きを反映してか、2.08%上昇したエクソン・モービルの株価が終了近くに調整の兆しを見せ、引け後の時間外では0.1%の下落に転じています。あまり気にしているわけではないのですが、マーケットが楽観一辺倒ではないことを頭に入れておく必要はありそうです。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経平均先物価格(円ベース)9,350円の近辺を、今日の寄り付きのメドとしています。
為替が円安方向に振れていますので、ザラバも堅調な展開を期待しています。ドル円60分足はこのような動きです。
今日は、重要な経済指標の発表はありませんが、日本電産、KDDIなど24社ほどの決算発表があります。
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