今日の日経平均株価は? 7月21日

スケアクロウさん
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ポイント

 米国株式市場の上昇を映して、今日の日経平均株価は大きく反発してのスタートとなりそうです。9,400円を上回る寄り付きを想定しています。昨晩から鮮明になっている円安基調が、今日も維持されるとすれば、ザラバも堅調な展開が期待できそうです。

米国マーケットの動向

 スタート直後に146.67ドル安をつけ、不安なスタートとなったダウ平均株価は、その後回復に転じ2時前にはプラスとなりました。その後も堅調さを維持したまま、75.53ドル、0.74%高で大引けとなりました。



 前日引け後に発表されたIBMの決算では、売上高がコンセンサスに届かなかったことに加えて、ゴールドマン・サックスやジョンソン・アンド・ジョンソンなどの決算内容も弱かったことがマーケットを冷やしました。

 しかしながら、VIX指数は低下基調をたどり、投資家のリスク許容度が高まったことを示しています。投資家心理は悪化するどころか、改善に向かったわけです。その理由は今一つ不明確ですが、私はマーケットが弱気に傾きすぎたことの反動ではと考えています。



 投資家のリスク許容度の高まりを反映して、国際商品に資金が流入しました。原油価格が1.18%、金価格も0.83%上げています。この動きを背景に、エクソン・モービルなど資源エネルギー株が堅調に推移してマーケットの回復を支えました。



 加えて、悪材料の出尽くしということなのでしょうが、ゴールドマン・サックスが2.22%上昇しています。



 さらに注目すべきはアップル。好決算への期待もあってザラバで2.57%上昇していましたが、前年同期比で61%増収、78%増益という数字が引け後に発表されると、株価はさらに2.83%上昇しています。

今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)は9,415円となっています。この近辺を今日の寄り付きのメドとしています。



 堅調な米国株式市場を背景に、ドル円が円安方向に振れています。予断は許さないのですが、この基調が持続するならば、ザラバを押し上げる効果を期待できそうです。



 したがって、ザラバは堅調な展開を想定しています。

 今日は、日銀の金融政策決定会合要旨(6月14・15日)、7月の月例経済報告などの発表が予定されています。決算は、東京製鐵、キャノン電子など7社ほどです。

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