ハンガリーの格付け「Ｂａａ１」は適切＝ムーディーズ

[アジアさん]

　７月１９日、ムーディーズ・インベスターズ・サービスのアナリストは、ハンガリーの格付けについて「Ｂａａ１」は適切との認識を表明。写真はブダペスト。昨年８月撮影（２０１０年 ロイター/Bela Szandelszky) [拡大]
【ブダペスト　１９日　ロイター】　格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスのアナリストは１９日、ハンガリーの格付け「Ｂａａ１」、および同格付けの見通し「ネガティブ」は適切であるとの見方を示した。
　ムーディーズのシニアアナリスト、ディトマー・ホーヌング氏はロイターのインタビューに応じ「現時点で『Ｂａａ１』格付けは適切だ」と述べた。

　国際通貨基金（ＩＭＦ）と欧州連合（ＥＵ）は１７日、ハンガリー政府は財政赤字削減目標達成に向け一段と厳しい措置を導入する必要があるとして、同国に対して２００８年に設定された緊急融資をめぐる協議を一時中断した。

　ホーヌング氏は、ムーディーズがハンガリーの格付け見通しを「ネガティブ」としていることについて「先ずは経済活動をめぐる先行き不透明感を反映している」とした。その上で、ＩＭＦとＥＵによる協議中断にも言及し「今後予想される政策手段の行方をめぐる不透明性」も格付け見通しに反映されていると述べた。

2010/07/20 1:26