昨日の米国市場は軟調となり、ダウ平均、NASDAQと小幅反落となりました。
米新規失業保険申請件数の減少、JPモルガンの決算発表が市場予想を上回るな
ど好材料もあったが、同社CEOの慎重な発言や、米6月生産者物価指数、フィ
ラデルフィア連銀景気指数が予想外に低かったことが要因し売りが先行、為替
も下げて87円41銭で引けました。
本日の国内市場は、昨日に引き続いての様子見の雰囲気となり材料を観ながら
のもみ合いになると思われますが、為替が円高に触れていること、米国市場の
さえない動き、欧州銘柄が好業績であることから売りに振れる要因が多いのか
も知れません。
15日に発表があったフィラデルフィア連銀製造業指数とは、フィラデルフィア
地区の地方銀行が非農業部門の景況感を指数化しているもので、毎月第三木曜
日に発表されます。0を基点にプラスだと先行きが明るいことを示しています。
今月は第三木曜日が15日だったことからNY連銀製造業指数と同日発表になり
ました。どちらとも予想より下ブレで景気先行きの不透明感を印象付けました。