昨日の日経平均は米国市場の活況を受けて寄り付きから買いが集まり前日比
258.01高の9795.24と大幅反発となりました。前日米国市場取引後のインテル
決算発表が好感されたことで半導体銘柄を中心とした買いが集まり、円安の影
響も受けて高止まりしました。
米国連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が公表され、実質経済成長率を下
方修正、追加緩和策の可能性も考えられ、景気回復の見通しが遠のいたことを
受けて14日の米国市場は売りが集まりました。小売売上高の減少、5月企業在
庫増加が影響して一般消費財銘柄は下げ、欧州銀行のストレステスト結果の悲
観論が出て金融セクターも下げています。かろうじてインテルの決算好感が下
支えをしてダウは続伸となりましたが、明けて15日の国内市場は前日から反転
して売りが集まると見られます。
いずれにせよ材料もなく薄商いのもみ合いになりそうです。