斬！ザ・マーケット 2010/7/14 水曜日

[坂本 大介さん]

前日の日経平均、TOPIXともに小幅続落となりました。米国決算前の様子見状
態であること、参院選の結果が大きな影響はないものの好感されていないこと、
中国の不動産政策の揺らぎから海外株先物売りといった要因を受けてのリスク
回避が強まっている見方です。大和証券キャピタルマーケッツのテクニカルア
ナリストは、「世界的に株式市場は10月までは調整局面」と予想しています。
13日の米国市場大引け後のインテル決算発表が前期からも続伸、前年同期比で
も大幅な増加となったことが好感され、国内のテクノロジー銘柄を中心に買い
が集まる可能性があります。インテルの株価は日経平均株価との相関も強く、
マーケットがどう反応するか注目されます。
BPのメキシコ湾岸石油流出の改善目処が立ったことから、同油田切削権を保有
する三井物産(8031)は前日寄り付きで買いが集まりましたが、引けにかけては
息切れでした。BP続伸を受けて買いが強まる可能性もあります。