各地の梅雨明けで本格的な暑さが到来し、電機メーカー各社が家庭用エアコンのフル生産を続けているようです。
昨年は省エネ型の家電製品を対象に始まったエコポイント制度の効果が期待されたものの、冷夏の影響で不振でしたが、エコポイントも2年目に入り、各社は「今年こそ」と力を入れているようです。
ダイキン工業滋賀製作所では6月下旬以降の出荷が前年より約1割増え、1日5千台のフル生産態勢が続いており、全社の平成22年度生産台数を前年度比16%増の約330万台に引き上げる方針だそうです。
三菱電機は外気温が下がると「運転停止がおすすめ」などと提案する機能で、経産省主催の平成21年度省エネ大賞を受賞したのが売りだそうです。
東芝は消費電力や電気代が本体とリモコンのモニターで確認でき、無駄な消費電力を抑えられるそうです。
パナソニックは気温や間取りで運転を自動制御する「エコナビ」機能、シャープも除菌技術「プラズマクラスター」機能などで攻勢をかけるようです。
今年5月のエアコン販売台数が前年同月比2.4%減と出足は鈍かったが、6月は14.7%増で、メーカー各社は梅雨明けを弾みに、「エコポイントを販売促進につなげたい」と意気込んでいるようです。
メーカーにとっては、暑くなった今週末、来週末が攻勢のチャンスですね。