2010.7.12 いつも青春!てっちゃんの株式教室・相場師日記 大引け
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<正論>
ねじれ国会、しかも民主党は衆議院でも3分の2の再可決議員数を保有しない。
そこから、参議院不要論がちらちらと散見されます。
でも「大政翼賛会」の不幸な日本の歴史を忘れてはならない。
二院制は民主主義の象徴です。
中国共産党のように一党独裁でうまく行ってる国家もありますし、アラブ諸国のように王政がうまく機能している国家もある。
しかし、それは豊かな財政がもたらしたものですし、中国は鄧小平の改革解放路線が功を奏し民主主義経済の長所を
うまく取り入れることに成功したからです。「富」だけでまとまってる国家の民に未来の保証はない。
このたびの民主党の大敗は、健全な市民感覚の存在を証明したものです。
戦後初めての「自民党はずし」本格政権で、民主党には力み、傲慢さ、横暴が垣間見られました。
ですから、当欄としても参議院での民主党の単独過半数は明記はしていないまでも「好ましくない」という認識で記事を配信してきました。
戦後の長い「継続性」が国際政治の信用であるわけですから、急激な「改革」は「革命」となるからです。
そこに国民は不安を持ったのだと思う。でも、ちょっとばかり「負け過ぎ」でしたね。
株式市場はその国の経済の象徴です。世界で一番の出遅れが東証であり、不当な「割安」に放置されています。
財源不足であっても証券税制にだけは手をつけるべきではない。
その前に監督官庁、霞ヶ関職員の総額給与削減が先決でしょう。
日経平均 9548.11(- 37.21)
TOPIX 857.70(- 3.51)
東証1部売買高概算 15億9507万株
同売買代金概算 1兆0335億円
同時価総額 290兆7393億円
値上り銘柄数 524 (年初来)新高値 4
値下り銘柄数 984 (年初来)新安値 18
変わらず 162
騰落レシオ(25日)98.1%
サイコロ(日経平均)5勝7敗 ●●●●●○○○●○○●
カイリ率(日経平均)25日線比-1.20% 75日線比-7.22%
為替 1ドル 88.86 1ユーロ 111.94
<つかこうへい、北方領土>
昨日の「のど自慢」は、日本の北の果て稚内市(人口4万)からでした。
その昔、間宮林蔵が発見した樺太海峡の向こうはサハリンです。
稚内は私にも思い出の町ですけど、サハリン(樺太)がかつては日本領土でたくさんの日本人が
住んでいたことを知っている日本国民は今は少なくなっているように思う。
皆さんが稚内に行かれますとノシャップ岬の果てに、ロシア軍に陵辱される樺太の逓信局(電報電話局)女性交換手たちの
最後の叫び声が刻まれた記念碑を見ることになります。
同じように北方領土4島返還問題が我々一般人の印象としては「風化」しつつあることを書きました。
おそらく、今の認識としては北朝鮮の拉致問題のほうが日本国民全体の印象としては強いはずです。
いつの日か、日本人の脳裏から北方領土4島が消え去る日をロシア政府当局は待っているはずです。
現実に、「樺太」をほとんどの日本人が忘れています。
同様に、台湾が中国に飲み込まれた後は、30年後、50年後、中国人民軍の次の狙いは波照間島そして沖縄本島かもしれない。
歴史を振り返るときに、そのように見るのが不自然だとは誰も言えないはずです。
波照間島の海底には、おそらく5000年前、6000年前、あるいは1万年前の驚嘆すべき海底文化施設が往時のままに保存されています。
何万年も我々の基本的な知能は変わっていない。
ただ生まれた時からの「学習」によって多くの知識を身につけ、そのことをもって自らの知能と錯覚しているに過ぎない。
戦後65年、日本国民は平等と平和を追求するあまりに何かを履き違えて「危険」を学習し伝承することに注意散漫だった。
そして、道徳も家庭規律も忘却の彼方へと消えていった。
政府開発ODAも、平和をカネで買うしかなかった過去の遺物と見ることは可能です。国連へも多額の負担金。
世界最大、270兆円の債権大国だというが国民にその実感は無い。増税で経済成長した国は無い。
極論すればですが、カネの無くなる日本民族は征服されるべき歴史の渦中に再びいるのかもしれない。民主も自民もない。
「デジタル文化」の中に、もともとアナログでしか有り得ない人間本来の感覚が埋没していっていこうとしている。
劇作家「つかこうへい」さん、62歳、肺ガンで死去。
映画「蒲田行進曲」(昭和57年)は記憶に残ります。彼は団塊世代の旗手のひとりでした。
弱者の声を代弁する、その姿勢はあっぱれです。