民主党惨敗

ロングサンさん
2010.7.12 いつも青春!てっっちゃんの株式教室・相場師日記 午前11時版

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民主党、予想以上の惨敗!! やっぱり選挙は怖いよねえ。44議席の10議席減。50議席の自民党が逆転。
私は元来が自民党系の候補者だったので矛盾するかもしれないけど民主党菅内閣は続投すべきです。
だって、そんなにコロコロ交代すればますますもって日本の信用は地に転げ落ちますよ。
私なりにこの選挙を総括させていただけば、まずアメリカとの信頼関係が大きくグラついたことに国民は不安を感じたのです。
鳩山総理のロシア寄りの発言には唐突な違和感がありました。
消費税も、このままなら「糖尿病患者がニガイ薬を拒否して甘い砂糖を食べ続けるようなもの」、いずれ破滅なのは誰もわかってます。
しかしあえて言えば、「今のタイミングの増税はちょっと待ってくれ」という民意なのでしょう。
株にはプラスかもしれない。力強い日立の株価チャートに「二番底は無い」とのシグナルを読み取りたい。
様子見の資金も多少は戻ってくるでしょう。
消費税は年金、医療、福祉に限定と明言すれば、自民党とまったく同じになるから菅総理も苦しかったと思う。
まだ多少は日本経済には体力が残っているから総論として「執行猶予」で行くべきということでしょう。
法人税減税を先行せよとの議論もある。
結果論だけど国民の絶妙なバランス感覚ですねえ。「二大政党」にも小数意見無視の弊害があります。
キャスチングボートは新たに大躍進の「みんなの党」10議席、公務員改革が旗印です。
渡辺代表は見れば見るほどお父さんソックリ。国家としての総支出が「官民格差」としてイビツな構成になっているのです。
小沢さんの押した新人は全員落選、「探偵ナイトスクープ」の岡部まりさん(民主)惜しかったね。
ぎりぎりの滑り込み当選した自民党三原じゅん子さん(45)は介護施設経営者、20年ほど前に偶然上野駅ガード下の
ソバ屋さんで彼女と二人きりになったときのことを思い出してます。
息子が選挙遊説中の「車内の三原じゅん子」の写メールを送ってきましたが、ずーずーしいのは私ゆずりらしい。
千葉景子法務大臣(中大法科の先輩)が落選、興石参議院議員会長も薄氷のギリギリ当選。
これですぐ政権交代はねえ・・、日本にとってまずい。もう少し、民主政権にチャンスを与えたい。

日経平均  9592.11 (+6.79) 午前11時。
TOPIX       862.80 (+1.59)
東証一部出来高概算   7億3191万株

ワールドカップが終わりました。オランダにスペインが1対0で勝利、息詰まる熱戦でしたが、瀕死の経済のスペインに
FIFA効果を期待したいものです。
10日の夕方6時以降の報道特集を見た方は多いと思います。
あれほどの内容の海上自衛隊艦船、中国海軍の特集番組は稀有のことだそうです。
正直、恐ろしい、不気味というより背筋が寒くなりました。
今の「日本海軍」の実力など、中国軍当局者はかなり侮っているだろうことが推測されます。
イージス艦6隻を除けば、とても中国海軍の比ではない。
ベトナムだって、いてもたってもいられなくなったのでしょう。
中国の「空母」が完成すれば、アメリカ軍のいなくなった日本全土を(仮に)制圧することなど、赤ん坊の
手をひねりあげるようなものでしょう。
誰だって平和がいいに決まってる。
でも、戦後の日本は水と治安はタダで手に入るものと錯覚した時間が長すぎました。
世界でも稀な平和国家を標榜する一方で、平和の恩恵に無感動で危機感の薄い国民が育っていきました。
今、台湾海峡の「有事」に向けて中国軍は着々と布石を打っています。
といって、日本国民個々の力など巨象の前のノミに等しい。
10日の日経朝刊には「2015年」を想定した東京直下型巨大地震の記事も特集されてます。
仮定の話というスタイルですが、毎年、巨大地震関連記事には何かの足音がヒタヒタと近ずく微妙な変化が窺える。
日本の経済は1%規模の低成長だから、「関東大震災」が現実にやってきてもそれほどGDPは
落ち込まないとの解説は、逆の意味で恐ろしい報道内容です。
数万人の死者、東京を襲う未曾有の大災害の後は、復興需要で経済は活気づくとかいう無責任な解説も載っていますが、でも確かにそうです。
ともかくは経済成長が4年ぶりの大幅上昇基調へ転換。せめてもの救いですね。
株も当欄の予想通り、上昇基調となってきました。
まあ、自然災害は開き直るしかないですね。まな板の鯉。長周期波動・・高層ビルには住みたくない。
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