【北京 9日 ロイター】 中国当局は、新たに有毒物質メラミンに汚染された粉ミルク38トンを押収した。2008年にはメラミンに汚染されたミルクを飲んだ乳幼児6人が死亡、30万人近い乳幼児が健康被害を受けたにもかかわらず、食品の安全性の問題がいまだに解決されていない現状が浮き彫りとなった。新華社が9日、報じた。
報道によると、今回汚染された粉ミルクが発見されたのは中国北西部の甘粛および青海省で、基準値の最大500倍のメラミン(訂正)が検出された。また北東部でもメラミン混入の疑いがある粉ミルクが発見されたという。
2年前の事件では、たんぱく質含有量を実際よりも多く見せかけるための偽装工作でメラミン(訂正)が混入されていた。
*第2、3段落の「メラニン」を「メラミン」に訂正します。
2010/07/10 13:14