ヨッシーさんのブログ

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この利益は誰の金?

あえて非合法ギャンブルを含めていうと、賭け将棋は相手の懐から金をむしりとったものが勝つ。賭け麻雀は相手3人の懐から金を一番多くむしりとろうとったものが勝者となる。敵がはっきりしている。

パチンコ、競輪、競馬になるとちょっと複雑になるが、そこに来ているお客の懐の金を主催者が一旦吸い上げて、一定の条件をクリアした者(大当たりを引いたもの、勝ち馬を当てた者など)にテラ銭を引いて配分する。結局のところ、となりのオヤジの懐の金を掠め取ったものが勝ちとなるのだ。

そういう風に考えていくと株式投資は難しい。基本は安く買って高く売った者が勝者となるが、逆に安く売ってくれた人や高く買ってくれた人が敗者になるかというとそうでもない。安く売ってくれた人は、本当はさらに安く買っていて十分な利益が出ていれば勝者たりえるし、高く買ってくれた人はさらに高値で買ってくれる人を見つけ出せば勝者になりえるのだ。

突き詰めて言えば大底で売ってしまった人、一番の高値掴みをしてしまった人が一番の敗者になるのだが、敗者はそれだけにとどまらない。ある価格で買ってもっと上がるだろうと期待していたものの、逆に株価が下がってしまい買値より安く手放せば、それはそれで敗者になってしまう。

さらに難しいのは何回も連続で勝っている人も一回の敗戦で巨額の損失を出して勝者から一転敗者となって市場からって行く人もいるし、逆にいつも負けている人が一発逆転で大金を掴んで勝者になることもある世界であること。

株の世界では投資家が全員市場に集まって取引をするわけではない。証券会社の店頭で取引をする場合は他の投資家の顔が見えることもあるが、最近は多くの場合ネット取引で、他の投資家の顔は見えない。よって、誰から安く売ってもらって、誰に高く売ったかなんて全く分からないのだ。少なくとも自分に利益が出たということは誰かが損をしているということになる。相手の顔が見えずに勝負をするということは、究極のところ自分自身と勝負していることになってしまうのだ。

自分の判断が正しければ利益が得られるし、自分の判断が間違っていれば損失をこうむる。だから、それぞれが自分のルールを作って、それに従った取引を行う。ルール違反をしてしまえば、負けにつながることも十分知っているはずである。でも、欲が出たり銘柄に惚れたりして冷静な判断ができず失敗してしまう。自分に勝てれば利益という報酬が得られる世界である。孤独な世界です。厳しい世界です。

それだからこそ、みんかぶなどでコミュヌケーションを取りたくなるんでしょうね。私も孤独の戦いが辛いときにみんかぶ仲間に癒されにきています。
4件のコメントがあります
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    金の延べ棒さん
    2007/6/9 12:10
    孤独はつらいですよね。

    私は孤独は嫌いなので、積極的に外に出て行きますし、アドバイスを求めます。

    ということで、今後ともよろしくお願いします。
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    ヨッシーさん
    2007/6/9 13:30
    金の延べ棒さん

    いろんなアドバイスや様々な人の意見を聞けるチャンネルは広げておいた方がいいですよね。でも、その中から有益な情報とガセ情報を見極める目は持ちたいですよね。最終的には自己責任ですから。

    今後ともいろいろと情報交換していきましょうね。
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    ヨッシーさん、こんにちは。

     トレードとは、最後は自分ひとりで決断を下す孤独な作業ですね。その孤独さに耐えられなくて相場を去っていく人もいるのではないのでしょうか。小生は変わり者で(自分で言うのも何ですが)、友人も少なく、一人で過ごすことが多く、孤独には慣れました(正直言って辛い時もありますが)。でも、このサイトでフレンズの申請を受けたり、フレンズの承認をして頂けるのは、嬉しい限りです。
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    ヨッシーさん
    2007/6/9 19:54
    どらぱんだDDさん

    トレードでは損が出ては損切りに悩み、含み益が出ればいつ利益確定しようか悩み、悩みの連続です。自分を強く持っていないと流されてしまって後悔するということになりかねません。孤独との戦いに勝ってキッチリ利益を出せるとレーダーを目指しましょうね。
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