ある噂話によると、
ある大物の経済官僚が
「国の家計簿を知っているで、円は買いません!」
「金(ゴールド)を買いまっせ~」
と言っているらしい?
…
かなり寒い話です。
彼らは、知っているからわかるのですが
報道などでも、日本の借金の問題が話題になることもあるので
驚くような話ではありません。
しかし、
多くの人は、まだ先の話と思っている。
知らぬが仏の世界の中で、心地よい無感覚を楽しんでいる。
日本の借金の問題を知っているチマチマした専門家は
資源国通貨や分散投資などを推奨している人もいるが
経済ダイナミクスと金融デリバティブ
そして「現場」を知らないと思う。
今まで起きてきた円の独歩高をどう説明するのでしょう。
説明もしないで、また間違った話をしている専門家が散見される。
マスコミなどによく登場するので注意してほしい。(ひとりごとです!)
デカップリング論は、学者様の考えそうな「机上の空論」です。
(学校の勉強が、社会に出てほとんど役に立たないこともある。)
(私もそうですが、英語を、10年以上学校で勉強してもスラスラ話せない。)
学者様の話など「フン!」と思う…
現実は、
世界の金融市場は、瞬時に連動している。
証券会社などは、手数料がほしいので
国際分散投資などを推奨するが、何の意味もない。
中途半端に賢い専門家は、
証券会社に利用されているだけだったりする。
分散投資をして複雑骨折している投資家を
助けることができない苦い経験をわたしは何度もした。
気の毒です…
分散投資を勧める専門家は、立派な話をするが
「わたしは、何も知らないから適当に分散してください~」
と言っているのと同じ。
(ウォーレン・バフェット氏の教訓を参照)
もとい
金融の世界では、「空売り」規制も話題になっている。
ドイツの空売り規制もテーマになっている。
しかし、現在の経済はグローバル化しているので
ドイツが自国だけ規制してもあまり意味はない。
わたしは、空売り賛成派ではありませんが
客観的に考えて、空売りをやめてしまったら
恐ろしくて誰も買えない時に
「買い方」がいなくなってしまう。
「空売り」は、いつか買い戻しをしないといけない。
将来の買い手になる。
ただし、空売り先がデフォルトしたときは
売り方の完全勝利になる。
空売りについては、かなり前の日経ヴェリタス誌に
信越化学の前President and CEOが
「空売り」を否定しない旨の記事が記載されていた。
少なくともわたしは、その記事を読んで
「この社長すごい~」と当時思った。
全く関係ありませんが
現役では、日本電産の経営者もすごいと思う。
一度だけですが、偶然会うことのできた財務担当者も
迫力がありすぎて圧倒された。
公正取引委員会と独禁法で
厳しい戦いもしているので名参謀と言った感じ。
(株をすすめている訳ではありません。)
…
何を書いていたか忘れた~
そうそう空売り規制のこと
長期投資家は
ドイツの空売り規制の報道を聞いたとき
空売り規制をしなければならないほど
ドイツの金融機関は、キツイと読むべきでしょう。
適度な規制は、必要だと思いますが
過度な規制は、市場にはマイナス要因となり
問題をより深刻にする可能性があるでしょう。
会社員ならば、「過度」なコンプライアンスが
会社の活力を失うことがわかる人にはわかると思う。
その感覚で少し理解できるかもしれません。
おしまいです。
PS.
直近のギリシャのCDSが1,000ベーシスポイントを超える
「異常値」になっているので注意したい。
ヨーロッパについては、市場関係者は、
7月30日のスペイン国債の償還に注目が集まっているだろう。
原油流出企業のBPの問題も深刻です。
BPは、お金がないと言っているので
イギリス政府がカバーすることになれば
今度は、イギリス国債が危なくなる。
ドバイの問題も未解決であることも再認識したい。
短期的に期待できることは
機関投資家の「お化粧買い」と
ヘッジファンドのショートカバーだと思うが
大きな期待はできないと思う。
長期投資家が重視する世界のファンダメンタルズは、
残念ながら改善されていないと思います。(個人的な考えです。)