いやはや、今月は日経平均がすごい下落しましたね。
私も、狼狽売り→底値と思って買い戻し→また下がって狼狽売りの繰り返しでした。
昨日あたりでやっと底打ちでしょうか。
・為替について
今回の↓の要因は、ファンドの決算売りと、円高ですよね。まあ、いずれもプレイヤーは外国人。製造業など輸出系企業を中心にとことん売ってきましたね。
今回の円高はドル安じゃないといわれていますね。つまり、他の通貨に対して円の価値が上がっている。では何で?答えは、過去五年間欧米はインフレ、日本がデフレだったんですよ。ということは、円高になってなきゃいけなかった。でも、実際は低金利政策のせいで円安がすすんだんですね。
そのギャップがここにきて一気に調整してきていると見ています。森永卓郎によれば、マクロ的指標を考えると100円以下の水準もあり得るといいます。そうなれば、製造業の半分くらいは赤字になっちゃうでしょう。
こういう恐ろしいシナリオがあるんで外国人は我先にと売りまくったわけです。さすがは、外国人。シビアです。
・下がっていない銘柄
外国人の猛烈な売り攻勢のなか、下がっていない銘柄がいくつかあります。東証一部だとJR東と西、新興だとドワンゴ、ミクシイ、DENAあたりが代表的です。
内需系銘柄のなかでも有望株は売られていないのです。ていうか、むしろ上昇しています。条件は成長性と為替リスクのないこと。
結局、為替リスクは後退していないということでしょうか。
・為替安定+12月相場
今回の下げでは日経平均15000円を割ったあたりで反転したと見ています。もう、12月相場ですから、しばらくは上がるでしょう。でも、銘柄の選別が必要です。さっきも行ったとおり、外国人は明らかに選別していますから、何でも買えばいいみたいな相場にはならないでしょう。
一部の銘柄が極端な上げ方をする一方で、為替対策を怠ったり、予想の甘かった企業はピクリともしないみたいな状況も考えられます。
12月を考える上で、重要なのは為替の安定といったところでしょうか。